盆栽・桜

○日本の春の風物詩と言えば桜です。毎年、桜の名所と呼ばれる場所には多くの人が訪れてお花見を楽しみますが、今年は外出自粛で花見に行くことができません。そこで、自宅でゆっくりと桜を愛でることができるのが「盆栽・桜です。
○桜の種類を大きく分けると、里桜と山桜の2種があります。里桜は公園や通り、庭などに植栽されており、品種も多いものです。代表的な品種には、染井吉野や彼岸桜があります。
山桜は野山に自生している桜の品種です。代表的な品種には、山桜、寒桜、富士桜、朝鮮山桜、深山桜などがあります。
○その中でも、主に盆栽として仕立てられることが多いのが「富士桜」という樹種です。富士桜の特徴は、小枝が良く伸び、葉型が小さく、花も小さいことです。花色は蕾が淡紅色で開花すると花色が白、青白、あるいは淡紅色のものがあり、どの花色の品種も花弁に深い切り込みがあります。また、花にも一重や八重咲のものや枝垂れ咲きがあります。
○桜の盆栽でもっとも多く売られているのは、一才桜（旭山桜）です。「桜」の中では、断トツで人気があります。あまり大きく育たない種なので、盆栽に向いています。また、小さい木の割に、大きな「八重」の花を、たくさん咲かせます。