ガーデニング＆園芸

草花・アゲラタム

アゲラタムの育て方

「アゲラタムの育て方」では、置き場・水やり・施肥・切り戻し・鉢植えなどのアゲラタムの生育環境や繁殖・病害虫などアゲラタムをシーズン物で終わらせたくない方へアゲラタムの育て方を提案しています。

アゲラタムの生育環境

アゲラタムの生育環境には、「置き場」・「水やり」・「施肥」・「切り戻し」・「鉢植え」などの管理が必要です。アゲラタムなどを育てていて一番落胆するのは、開花しないときではないでしょうか。開花しないの原因は水不足、肥料不足、日照不足、温度不足、病害虫があります。
アゲラタム栽培のポイントは

日当りと水はけのよい土壌。
鉢植えは園芸用の棚を軒下に置き、花壇植えは立ち上り花壇に植え込む。
非耐寒性で冬の耐寒性は10℃くらいと弱い。
長期間咲き続けるので、多肥にしすぎない。

です。

アゲラタムの置き場

アゲラタムは一般的には日当たり・風のあたらない場所を好みます。
乾燥に強く、湿度に弱いため梅雨時には鉢植えの場合は園芸用の棚を軒下に置き、その上に置くとよいでしょう。また、アゲラタムの根は過湿に弱いので、市販の培養土に軽石やパーライトを20%程度ブレンドすると水はけのよい土壌になります。
花壇植えのアゲラタムは立ち上り花壇に植え込むと、日当りと水はけが良くなります。
アゲラタムは非耐寒性で冬の耐寒性は10℃くらいと弱いので、一年草として栽培します。

アゲラタムの水やり

アゲラタムは過湿になると枯れることがある植物です。鉢植えは「たっぷりと与える」と水が根全体にゆきわたりますので、底からしみだすほどタップリやることが大切です。しかし、長雨が続く時は、少し萎れていても雨上がりまで待ちましょう。
また、水は葉や花に掛けてはいけません。イラストのように株元に水やりをします。
花壇植えのアゲラタムはほとんど水やりの必要はありません。日照りが続いた場合はたっぷりと水を与えます。

アゲラタムの肥料

肥料は与えすぎないように注意ます。植え付けの際、遅効性の元肥を少量施しておくと、花期には液肥を1～2週に1回程度与えると花付きがよくなります。アゲラタムの施肥はN-P-K=6-10-5などの液体肥料を与えます。

アゲラタムの切り戻し

こまめに花がらを摘み取ることで、長く花を楽しめます。花期が終わってから大きく切り戻すと二度目の花を楽しめます。切り戻しは株元から1/2程、切り戻すと良く育ちます。葉を多めに残して、最後に咲いた花から2〜3節ほど切り戻し、わき芽が出るのを促します。

アゲラタムの植え付け

風通しをよくするため20～25cmほど、広めに間隔をとって植え付けます。1年草なので植え替えは必要ありません。。アゲラタムの植付け時期は4月中旬〜6月が適期です。
花壇の土に腐葉土を混ぜた土を使用します。耐暑性がある為、夏越の特別な準備は必要ありません。

アゲラタムの病害虫

アゲラタムの病害虫は主にアブラムシ・ハダニどが発生します。水やりの際、葉や茎にたっぷり水をかけるのが予防法ですが、つぎの薬剤が効果的です。

アブラムシは体長2〜4mm程度で、3月〜10月（特に4月〜6月、9月〜10月に注意）に主に葉の裏や新梢に発生します。アブラムシは繁殖力が強いのでこまめに確認しましょう。
アブラムシの駆除は早期なら薬剤を散布します。大量に発生してしまったら、被害部分は切り取って焼却処分します。アゲラタム本体は薬剤を散布しておきます。
ハダニは体長0.5mm程度で高温乾燥の環境において、3月〜10月に主に葉の裏に発生します。ハダニが発生すると「葉が白くカスリ状」になります。
ハダニの駆除には早めに薬剤を散布したり、定期的に流水で葉っぱの裏から洗い流したりします。

株から30cm位離した位置から、薬剤を株全体に散布します。
1回の薬剤散布ではなおりませんから、1週間後にまた散布します。
2回目の薬剤は1回目と違う薬剤を散布します。
窒素肥料を与えすぎ軟弱化したアゲラタムには発生しやすいので、肥料管理を適切に行います。
比較的高温で低湿度発生しやすいので、晴天が続く場合、葉水をかけるとうどん粉病の進行を遅らせることができます。

アゲラタムの病害虫は早期発見に努め、下記の中から3種類の殺虫剤や繁殖力の低下資材を用いて駆除します。アゲラタムに限らず発見したらすみやかに園芸用の殺虫剤等で駆除することが大切です。

薬剤名：	テキスト：	用途：
オルトラン水和剤	住友化学園芸殺虫剤オルトラン水和剤 1g×10 メール便対応(4点まで)	植物の汁を吸う害虫や葉を食い荒らす害虫効果
粘着くん液剤	粘着くん液剤　1L	アブラムシ、タバココナジラミ、ハダニなど予防
オルトラン粒剤	住友化学園芸殺虫剤 GFオルトラン粒剤 200g	アブラムシ・アオムシ・ヨトウムシなど予防