チョコレートコスモスの生育環境

チョコレートコスモスの生育環境には、置き場・水やり・施肥・植え替え・剪定などの管理が必要です。チョコレートコスモスなどの草花を育てていて一番落胆するのは、突然に葉が枯れ落ちるときではないでしょうか。落葉の原因は水不足、肥料不足、日照不足、温度不足の４つがあります。
チョコレートコスモス栽培のポイントは

• 真夏以外は日によく当てて育てます。
• 高温多湿に弱いので夏は涼しいところで栽培します。
• 水やりは土が乾いてから。
• 肥料過多にしない。
• 落葉した冬を球根を乾燥させない。

です。

チョコレートコスモスの水やり

チョコレートコスモスの生育期は、だいたい4〜11月頃となっています。
チョコレートコスモスは土が常時湿っているのは嫌いなので、土が乾いていないうちは水やりしません。夏のチョコレートコスモスは土の表面が乾き始めてから数日我慢をして葉が少しだけ垂れはじめたら、鉢底から水がしみ出すくらいたっぷりと与えるのがコツです。「たっぷりと与える」と水が根全体にゆきわたりますので、底からしみだすほどタップリやることが大切です。
しかし、庭植えする場合には自然の雨任せでもほぼ大丈夫ですが、日照りが何日も続いて乾燥してしまうような時は、やはり水やりを行います。
　冬のチョコレートコスモスの休眠期は、12〜3月頃です。冬越し中には、少し乾燥気味で管理をする必要がありますが、完全に乾燥させてしまわないようにします。チョコレートコスモスの球根は、極端に乾燥には弱い性質を持っていますので、完全に乾燥が進んでしまうと枯れてしまいます。夏の時期だけでなく、冬の時期も乾燥しないように管理します。

チョコレートコスモスの植え替え

チョコレートコスモスの植え付けは5〜8月頃が最適です。
庭植えする場合は、日当たりが良い場所を選びます。
鉢植えの場合は、最低でも6号鉢以上の鉢を使います。植え替えを行う場合には、4〜5月までに行うようにします。植え替えに一番最適なのは、新芽が地上部分に出てきた頃となります。6 号未満の鉢で栽培しているときは、毎年植え替えが必要です。6号以上の鉢で育てている場合には数年に1回が目安です。
茎や葉で大きくなった株は、根鉢は崩さないようにして鉢増しを行います。
庭に地植えの場合には、植え替えは特に必要ありません。
チョコレートコスモスには、有機物に富んでいて、水はけも良い用土が最適です。草花の培養土を利用するか、赤玉土(小粒)50+腐葉土30+酸度調整済みのピートモス20の割合で配合して作った土がおすすめです。それにリン酸分が多く含まれている緩効性化成肥料を用土1リットルにつき5gを目安として混ぜるようにします。原種チョコレートコスモスを栽培場合は、加湿は大敵となりますので、さらに軽石を1〜2割程度混ぜ込むようにして水はけが良くなるようにします。

チョコレートコスモスの病害虫

チョコレートコスモスの病害虫にはうどんこ病などがあります。

• 胞子が風で運ばれ、若い葉や枝、花首、蕾に寄生し、多くの植物に発生します。うどんこ病には多くの種類があり、中には色々な植物に寄生する種類もいますが、主にはそれぞれ違う植物に寄生します。涼しく湿度が低いと繁殖しやすくなるので、春から秋（夏期高温時を除く）にかけて発生しやすく、特に風通しの悪いところなどでは多発します。逆に雨が続くようなときには発生が少なくなります。

チョコレートコスモスの病害虫は早期発見に努め、下記の中から複数の殺虫剤や繁殖力の低下資材を用いて駆除します。チョコレートコスモスに限らず発見したらすみやかに園芸用の殺虫剤等で駆除することが大切です。 　

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