ガーデニング＆園芸

樹木・沈丁花

沈丁花(ジンチョウゲ)のプロフィール

沈丁花(ジンチョウゲ)は、香りのよい花を早春に咲かせる常緑低木です。外側が紅紫色で内側が純白の肉厚な花は、濃い緑色の葉とよく合います。花弁のように見える部分は萼が花弁状に変化したもので、本来の花弁ではありません。日本で栽培される株はほとんど結実しません。春先に小さな花が毬のような塊になって枝先に咲きます。
耐寒性は-5℃程度ありますので、東北地方南部の平地以南で庭植えにすることができます。

沈丁花(ジンチョウゲ)の主な品種

花は、白色に赤みを帯びた小花が固まって咲く種類が最も多く、白い花を咲かせるシロバナジンチョウゲ、緑色の葉に斑が入ったフクリンジンチョウゲ、赤く丸い実を楽しむミナリジンチョウゲなどがあります。
沈丁花(ジンチョウゲ)は梔子や金木犀と並んで三大香木の1つとされています。沈丁花(ジンチョウゲ)はその中でも一番遠くにまで香りが届くと言われています。　

沈丁花(ジンチョウゲ)の栽培法

園芸種の沈丁花(ジンチョウゲ)の観賞期はおおむね3月～4月で、「長く楽しめるのが特徴の一つです」と言われますが、「沈丁花(ジンチョウゲ)を長く楽しむ」には、「良い健康な株を購入すること」と「適切な育て方をすること」なしにはできません。
良い健康な株を購入するためには、

濃い葉色のもの。
徒長していないもので、茎が太いもの。
先端に花や蕾があるもの。

などに注意して購入しましょう。
適切な育て方をするためには、

細根が発達せず、水の吸収が悪いので乾燥に注意
有機肥料を与え、花の時期に株が弱るのを防ぐ
アブラムシは早めに駆除剤などで駆除するる

などに注意して栽培しましょう。