ガーデニング&園芸

枝咲きタイプの系統で選ぶ・クレマチス

クレマチスには「旧枝咲き」と「新枝咲き」があるのです。さらに、「旧枝咲き」のなかには一季咲き品種と四季咲き品種があり、通常は、一季咲き品種を「旧枝咲き」、四季咲き品種を「新旧両枝咲き」と呼び分けています。新枝咲き・旧枝咲き・新旧両枝咲きの3つの性質を理解しておくと、剪定の失敗をすることなく美しい演出をすることができます。   

  

新枝咲き品種

新枝咲き品種は地面から顔を出して伸びてきた枝に花を咲かせます。根は残りますが、地上部は落葉します。冬に地上部に残っている枝を短く切り詰める、つまり前の年に伸びた枝は大部分が冬に枯れるので強剪定をすします。
「ヴィチセラ系、テキセンシス系、ヴィオルナ系、インテグリフォリア系、原種系が新枝咲き品種です。

旧枝咲き品種

旧枝咲き品種は2年目の古い枝から新しく伸びた枝に花をつける性質があります。従って、古い枝から新枝を伸ばし花を咲かせるので、古い枝を残しながら弱剪定で古い枝を大切に育てます。春のみの一季咲きのモンタナ系が旧枝咲き品種の代表的なクレマチス。系統がモンタナ系・シルホサ系・アーマンディー系・フォステリー系・冬咲き系・早咲き大輪系の一部が旧枝咲き品種です。

新旧両枝咲き品種

旧枝咲きと同じですが、花後に剪定すれば、そこから伸びた枝の先に花を咲かせる四季咲き性をもったクレマチスが新旧両枝咲き品種です。新枝咲きと同様に、花後に早めの剪定を行なって古い枝を大切育てます。剪定を繰り返すと年に3〜4回も花を咲かせることができます。系統が遅咲き大輪・フロリダ系・アトラゲネ系・タングチカ系の品種です。
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