ハンディのちから

ガーデニング&園芸

観葉植物・金のなる木

金のなる木の置き場所

金のなる木を丈夫で元気に育てるためには、最低気温が10℃以上ある季節には日光と風通しを欠かさず、それ以外の季節は室内に取り込んで、霜に当てないことです。
金のなる木を健やかに保つための屋外での育て方のポイントは、日当たりと風通しがよい場所に置くことです。 従って管理人は、丈夫な株にするために、日当たりも風通しも良い場所で乾燥気味に育ててます。 ある程度の日陰でも育つと言われていますが、株が軟弱になり 見た目も悪くなってしまいます。 日光を十分に浴びることができる場所に置きましょう。
一方、耐寒温度は0〜5℃くらいまでの耐寒性はありますが、気温が10℃以下が続く場合は屋内に取り込んで、霜にあたらない場所で育て、鑑賞しています。

金のなる木の植替え

金のなる木は成長がそんなに速くなく、根もそんなに張りません。
しかし、数年で鉢が小さくなってしまいますので、1回り大きな鉢に植え替えます。植え付けも植え替えも適期は4月~6月、9月が適期です。
過湿を嫌う金のなる木は、水はけの良い土を好みます。 市販の多肉植物用培養土を利用するのが、一番手軽な方法です。 自分でブレンドする場合、管理人はは川砂4:赤玉土(小粒)4:腐葉土2の割合で作っています。
  

金のなる木の水やり

金のなる木は多肉植物であるので、葉や茎に水を貯め込む事ができます。 従って年間を通して水やりは控えめにして乾燥気味に育てます。
1.春~夏の生育期は、土の表面が乾いて数日たってから 与えるようにします。
2.休眠期である冬は、さらに水を控えるようにします。月1〜2回ほど暖かい日の昼間に水を与えます。
「葉が落ちる」という声を聞くことがありますが、葉が落ちる主な原因は、日照不足と水のやり過ぎによる根腐れによるものが多いのです。 特に、夏から秋にかけての期間がもっとも葉が落ちやすいと言われています。 気温が低下や短い日照時間が無視した、水のやり過ぎが原因です。夏から秋に変わる9月~10月は、土が乾いてから水をやるまでの期間を、さらに空けるようにします。

金のなる木の肥料

生育期にあたる4月~7月の間に、2カ月に1回の頻度で固形の肥料を置き肥するか、 または薄めた液体肥料を10日~15日に1回、水やり代わりに与えます。 真夏は肥料を与える必要はありません。

金のなる木の剪定

大きくなり過ぎた金のなる木の株は先端が垂れてきたりして樹形が乱れてきますので、剪定して、樹形を整えます。 葉や枝が混みあっている部分も剪定した風通しをよくするとよいです。金のなる木の剪定の適期は4月~6月の間に剪定するのがおすすめです。剪定の手順は以下の通りです。
1. 最終的な樹形をイメージし、切り落とす部分を決める
2. 芽や枝が出ているところを確認し、そこから数ミリ上を切り落とす
3. 最後に、混みあってる部分の枝を切って整理する
3~5年以上育てて大株となった金のなる木は、11月~2月に花を咲かせるようになります。 剪定が遅いと、この花芽を切ってしまう恐れがあります。 また、冬に剪定すると枝枯れを起こしてしまう事もあります。 最低でも7月までには、金のなる木の剪定は済ませます。

金のなる木を殖やす

管理人は挿し木で金のなる木を増やしています。 剪定した枝を利用して、挿し木で数を増やすことができます。5~7月が適期です。挿し木の手順は以下の通りです。
1.5~20cmほどの、葉っぱのついた枝を用意する
2.日陰で切り口を乾燥させる。切り口が乾燥しないまま土に挿すと、雑菌が入って発根しないことがあります。
3.下1/3ほどの葉っぱを切り落とし、赤玉土や川砂単体の用土に枝を挿す
4.水を与えずに管理する
5.1ヶ月ほどで発根し、根が十分に生えたら鉢や地面に植え替える
  

金のなる木の病害虫

管理人は30年以上に渡って金のなる木を育てていますが、一度も消毒したことがありません。植物を育てて一番の問題となる病害虫対策ですが、金のなる木の場合、かかりやすい病害虫は特にないので、心配する必要はありません。このことが金のなる木が育てやすいと言われている大きな理由です。
  
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