アストランティアの品種
アストランティアの品種は世界で約9種類あります。主に栽培されるアストランティアはマヨール種(Astrantia major)を元に品種改良された園芸品種です。マヨール種は、ヨーロッパの中央部から東部にかけて分布する多年草で、森林の中の空き地や、牧草地、草原、河川に近い場所などに自生しています。
- アストランティア・ローマ:上品なピンクの花。花つきもよく、草姿のバランスがよい。開花時期は初夏~秋。
- サニングデール・バリエゲイテッド:春の新葉が特に美しい。夏以降は斑がなくなり緑葉となる。性質は強くつくりやすい。開花時期は5月~7月頃
- アストランティア・バックランド:白に近いごく淡いピンク色。早生で花つきがよく、比較的コンパクトな草姿。開花時期は5月~7月頃
- ルビー・ウエディング:鮮やかな赤色。成長が遅く、やや育てにくい。開花時期は7月~10月頃
- ‘スノー・スター:白花大輪の強健種。弁先は緑色。草丈も高い。開花時期は初夏~秋。
- ‘フローレンス:優しいパステルピンクの花が咲きます。開花時期は初夏~秋。
- ‘ムーランルージュ:赤色の花が咲きます。開花期間が長い特長があります。開花時期はムーランルージュ
アストランティアの花色は、白色から淡いピンク、赤紫色、赤々まであります。斑入りの葉の品種もあります。原種の中で使われているものはマヨールという種類で、日本ではマヨールを品種改良したものが多く流通しています。品種によって花期や草丈、性質が違います。