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エキナセアの育て方

「エキナセアの育て方」では、置き場・水やり・施肥・植え替え・切り戻しなどのエキナセアの生育環境や繁殖・病害虫など、エキナセアをシーズン物で終わらせたくない方へエキナセアの育て方を提案しています。

エキナセアの生育環境

エキナセアの生育環境には、置き場・水やり・施肥・植え付け・切り戻しなどの管理が必要です。エキナセアなどの草花を育てていて一番落胆するのは、突然に葉が枯れ落ちるときではないでしょうか。落葉の原因は水不足、肥料不足、日照不足、温度不足の4つがあります。
エキナセア栽培のポイントは
  • 日照と水捌けが良い土壌と風通しがある場所で栽培。
  • 湿気を嫌うので、過湿にならないように注意
  • 花後は思い切って切り戻す
  • 肥料をやり過ぎない
  • 鉢植えの場合は、冬でも水やりをします
  • 水やりは株元にやります
です。
  

エキナセアの置き場

エキナセアの置き場の環境で注意すべきことは、日照と水捌けが良い土壌と風通しです。
エキナセアは、鉢植えでも、地植えでも、どちらでも栽培することができます。同じエキナセアでも品種によって、高性(~120cm)から低性(30cm~)までいろいろな草丈があるので、植える場所にあった草丈の品種を選びます。
エキナセアは日当たり、風通しのよい場所で管理して、土は水はけがよい土が適しています。長い間管理するので、大きくなった姿をイメージして株と株の間のスペースは広くとります。
エキナセアの冬越しは、晩秋になったら地際で株を切り詰めて、株の周りをワラや腐葉土などでマルチングしておくと寒さ対策をすると万全です。関東平野部の場合、単純に株を切り詰めておくだけの冬越しで冬を越します。春になると株元から新しい葉っぱが続々と出てきます。

エキナセアの水やり

水やり
エキナセアは地植えと鉢植えで水やりが異なります。
鉢植えのエキナセアは、表面の土が乾いたらたっぷりと水やりします。葉っぱが常にぬれていると、病気にやられやすくなるので、水やりは株元にやります。エキナセアは梅雨の時期や秋の長雨の時期には過湿になりますので、鉢植えで育てている場合は、軒下に移動するなどして管理します。冬は地上部分はなくなりますが、鉢植えの場合は、冬でも水やりをします。
地植えにしたエキナセアは、根付いてからは水やりの必要はありません。

エキナセアの肥料

エキナセアは肥料が少なくても育ちます。逆に過度な施肥は株を傷めるので、春と秋に固形肥料を少なめにあげる程度です。エキナセアは植付け時に用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。追肥は初夏と秋の生育期間中、緩効性化成肥料(N-P-K=8-12-10など)を施します。
  

エキナセアの切り戻し

エキナセアの開花期は6〜10月の間に、エキナセアのよい花を幾度か咲かせるには切り戻しが必要です。
咲き終ったエキナセアの花は、花だけでなく茎の部分も一緒に剪定すると株をきれいな姿に保つことができます。また、咲き終った花をそのままにしておくと、病気の発生源になったりするので、早めに切り戻します。
 

エキナセアの植え付け&植え替え

植え替え
エキナセアの植え付け&植え替えは生育適温から4月~5月頃か10月が安全です。ボリユームのある姿に育てるためにはできるだけ早く植え付け&植え替えした方が良いでしょう。
エキナセアは湿気が苦手なので、庭植えの場合は日当たりの良く水はけが良い土に3割程度の腐葉土を混ぜ込み、苗と苗の間も風通しが良くなるように20㎝ほど間隔を開けて植え付けます。 鉢植えの場合は、市販の草花用培養土に赤玉土や軽石を混ぜて使うか、赤玉土(小粒)40+鹿沼土(小粒)30+腐葉土30の配合土に少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んで用土を作り使います。
鉢植えの場合は、根詰まりを起こしやすいので、一年に一度植え替えを行います。根鉢を崩して、新しい用土で植え付けます。庭植えの場合は、特に必要ありませんが、株が込み合って生育が悪くなるようなら株分けを兼ねて植え替えを行います。

エキナセアの繁殖

エキナセアを冬越や夏越しさせ長く生育させることができると、つぎのステップは繁殖になります。管理人は、ツニア・キク・コリウス・サンセベリア・シャコバサボテン・金のなる木・沈丁花・オリズルランなど150ポットを毎年繁殖しています。
エキナセアの繁殖方法は株分けです。
3月~4月が適している時期になります。ただし、1~2年の株では株分けの大きさに適していないので、少なくとも3年を過ぎた大きな株からの株分けをするようにします。株を掘り起こして2つ~3つくらいの株に分けてから植え付けます。株と株の間を20㎝くらいあけて植え付けると、風通しがよくなり病害虫の予防になります。

エキナセアの病害虫

エキナセアにはフキノメイガ・うどん病が発生します。
なんとなく全体がうっすら白くなり、次第に濃くなりうどん粉をまぶしたようになる症状が葉や花に発生します。葉の表面が覆われると光合成が阻害されたり、葉から栄養を吸収されるので生育不良になり、花が咲かない、ひどい場合には枯死するなどの被害があります。
  • フキノメイガの幼虫は茎の内部にいるため、農薬での駆除は出来ませんので、枯れた枝を害虫ごと除去して害虫の駆除を行います。成虫に対して直接散布する場合ではフェニックス顆粒水和剤やプレバソンフロアブル5などが有効です。
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  • うどんこ病は葉の表面で繁殖するので発生初期ならサプロール乳剤、カリグリーンなどの散布も有効です。病気が進行している場合は肥培管理を適切にしてバランスの良い肥料やりを心がけます。
エキナセアの病害虫は早期発見に努め、下記の中から複数の殺虫剤や繁殖力の低下資材を用いて駆除します。エキナセアに限らず発見したらすみやかに園芸用の殺虫剤等で駆除することが大切です。      
薬剤名: 画像: テキスト: 用途:
プレバソンフロアブル5 プレバソンフロアブル5 250ml 新規化合物のため既存の抵抗性害虫にも有効で、ローテーションの1剤として組みこむことができます。
フェニックス顆粒水和剤 フェニックス顆粒水和剤 100g 幅広い種類のチョウ目(鱗翅目)幼虫に優れた効果を示す。
ベンレート水和剤 住友化学園芸【殺菌剤】ベンレート水和剤 0.5g×10袋 うどんこ病・灰色かび病・菌核病などに効果
STダコニール1000 住友化学園芸 STダコニール1000 30ml うどんこ病・灰色かび病・菌核病などに効果の広範囲の病気に防除効果をあらわす総合殺菌剤
  
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