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草花・秋明菊

秋明菊の育て方

「秋明菊の育て方」では、置き場・水やり・施肥・植え替え・剪定などの秋明菊の生育環境や繁殖・病害虫など、秋明菊をシーズン物で終わらせたくない方へ秋明菊の育て方を提案しています。

秋明菊の生育環境

秋明菊の生育環境には、置き場・水やり・施肥・植え替え・剪定などの管理が必要です。秋明菊などの草花を育てていて一番落胆するのは、突然に葉が枯れ落ちるときではないでしょうか。落葉の原因は水不足、肥料不足、日照不足、温度不足の4つがあります。
秋明菊栽培のポイントは
  • 葉に日光が当たり、株元が日陰で隠れている場所。
  • 土がやや湿っているのを好みます。
  • 弱酸性の土壌が生育に適しています。
  • 3月〜5月には、月に1回程度の置き肥。
  • 冬でも土の乾燥を防ぐために適宜水を与える。
です。
  

秋明菊の置き場

秋明菊は日向から明るい日陰まで様々な環境に順応できる植物ですが、理想的な置き場は葉に日光が当たり、株元が日陰で隠れている場所、もしくは半日向の場所です。
日差しの強い場所ではあまり成長しません。真夏は木漏れ日の当たるような木の下などで育てるのが理想です。それ以外の季節は、花つきをよくするために屋外のよく日の当たる、風通しの良い場所で育てます。
秋明菊の置き場選びは株元が直射日光に当たらない場所を選ぶことと、花つきが少なくなってしまう陽当たりの悪い場所は裂けることに注意が必要です。乾燥するようであれば、腐葉土などでマルチングして乾燥を防ぐ方法もあります。

秋明菊の水やり

水やり
秋明菊の生育期は、だいたい4〜10月頃となっています。
秋明菊は土がやや湿っているのを好みますで、鉢の土の表面が乾いてきたたら、たっぷりと水を与えてあげます。鉢底から水がしみ出すくらいたっぷりと与えるのがコツです。「たっぷりと与える」と水が根全体にゆきわたりますので、底からしみだすほどタップリやることが大切です。
庭植えの場合、半日向で湿り気のある土壌で植えている場合、極端に乾燥しない限りはとくに水を与えてあげる必要はありません。しかし、庭植えの場合も植え付け直後や日照りが何日も続いて乾燥してしまうような時は、やはり水やりを行います。
 秋明菊は真夏の暑さと水切れの状態には非常に弱いので、朝と夕方にしっかりと水を与えます。
秋明菊は、だいたい11〜3月頃は休眠状態に入ります。鉢植えの場合は、宿根草であるため、冬でも土が乾燥することのないように、適宜水を与える必要があります。

秋明菊の肥料

秋明菊は春と秋に肥料を与えます。 3月〜5月の生長期の間には、月に1回程度の置き肥、もしくは月3回ほどの液体肥料を施します。 夏の高温期に肥料を与えすぎてしまうと、根を痛める原因となってしまいますので施肥を中止します。 秋に、花が咲いた後に礼肥として月に1回程度の置き肥、もしくは月3回ほどの液体肥料を施します。 秋明菊は根の先端から肥料を吸収しますので、株元ではなく、株から少し離れた場所に置き肥をすると効果があります。
  
 

秋明菊の植え替え

植え替え
秋明菊の植え付けは3〜5月頃と9〜10月頃が最適です。
庭植えは3~5年で、株が込み合うようなら春か秋に株分けをして植え直します。鉢植えは、根詰まりで生育が悪くなるので、毎年春に古い用土を落として新しい用土で植え替えます。
秋明菊は湿潤な土を好むため、水はけがよく、肥沃で保水性に優れた用土です。赤玉土(中粒)40+腐葉土30+鹿沼土30の割合で配合して作った土が鉢植えにおすすめです。庭植えは、保水力を高めるために腐葉土を混ぜ合わせて30cmの深さまでよく耕すとよいです。秋明菊は弱酸性の土壌が生育に適しています。  

秋明菊の繁殖

秋明菊は挿し木・葉挿し・株分け・根伏せといった方法で増やすことができます。
株分けは春に葉が伸びてくる前に行うのがよいです。春先には、地下の茎からランナーと呼ばれる茎が伸びて、その先に子株がでてきます。子株を掘り上げて、別の場所にや鉢植えで簡単に増やすことができます。
根伏せで増やす場合には、根を5cmほどの長さに切り取った後、きれいな用土に寝かせて土を被せます。
挿し木に最適なのは6月頃で、株分けするのに最適なのは4〜5月頃です。

秋明菊の病害虫

秋明菊の病害虫にはアブラムシやシンクイムシ、ハダニ、メイガの幼虫・うどんこ病や白絹病などがあります。
  • 新芽やつぼみの部分にアブラムシやシンクイムシが付着しやすい
  • 日の当たりがよい、夏場にハダニが発生
  • 花茎の地表に近い部分では、メイガの幼虫が入り込む
  • 白絹病が発生しやすいのは、水はけが悪かったり、梅雨や長雨で用土が湿った状態が続いた環境。発生したら株ごと抜き取り、廃棄処分か焼却処分します。 また、その場所にほかのものを植えても菌が生きていれば病気にかかってしまうため、土壌の消毒が必要になります。
  • うどんこ病は、空気が乾燥し始める秋の開花する時期に発生しやすくなる
秋明菊の病害虫は早期発見に努め、下記の中から複数の殺虫剤や繁殖力の低下資材を用いて駆除します。秋明菊に限らず発見したらすみやかに園芸用の殺虫剤等で駆除することが大切です。    
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