ハンディのちから

ガーデニング&園芸

洋ラン・オンシジウム

オンシジウムのプロフィール

オンシジウムのプロフィールはつぎのとおりです。草姿・大きさ・花姿・開花時期・性質などは「種によって様々」 で、園芸的にも初心者向きから経験者向きまであります。   
  • ラン科オンシジウム属
  • 原産地はコスタリカ・コロンビア・ペルー(成長期は雨季、成長休止期は乾季に近い)
  • 非耐寒性多年草
  • 草丈は30cm~50cm
  • 薄葉系・厚葉系・剣状葉系
  • 植え替えは4月上旬~5月下旬(腐った根は取り、生きた根は切らない)
  • 開花時期:4~6月&10~11月
  • オンシジウムは1本の花茎の上に黄色くて小さな花を数十輪咲かせます。
  • 花言葉は印象的な瞳・遊び心・気立ての良さ・神秘的な愛など

オンシジウムの主な種類

オンシジウムは種類が多いのでも有名で、野生種で450種以上、交配種は2000種以上と言われ、薄葉系・厚葉系・剣状葉系に大別されています。
薄葉系オンシジウムは楕円形でやや扁平なバルブを持つオンシジウムです。薄葉系のオンシジウムはオンシジウムの中でも一番育てやすくポピュラーなものです。比較的水が好きな洋ランなので、水やりの失敗が少ないことから、初心者向きとも言われています。直射日光は苦手で、春から秋にかけて50〜60%遮光で、真夏には70%程度の遮光が必要です。代表的な品種としてはトゥインクル、アロハ・イワナガなどがあります。
厚葉系オンシジウムは葉が厚く強い日光が苦手です。春から秋まで屋外では50〜60%の遮光をし、真夏は75%程度遮光する方が安全です。水やりも薄葉系よりも少し控えめにします。 主な品種はスプレンディダムやナヌムなどです。
剣状葉系オンシジウムは剣状の葉が何枚も出て、薄葉系とは違って株元のバルブが葉に隠れて目立ちません。直射日光に弱いのは薄葉系と同じですが、過湿に注意します。プルケルムなどが代表的な品種です。

オンシジウムの観賞期

オンシジウムは春咲き(4~6月)、秋咲き(9~10月)、冬咲き(12~3月)の品種があります。オンシジウムの開花期間は長く、環境があっていれば1カ月以上咲きつづけます。花色は黄色が多いですが、橙色、赤色、ピンクなどもあります。花びらの縁はフリル状になり、アレンジや生花などにもよく使われます。 オンシジウムは、園芸店や大型ホームセンター、インターネットショップなどで購入することができます。  

オンシジウムの栽培法

オンシジウムの栽培ポイントはつぎのとおりです。
まず第一に、生育状態の良いオンシジウムを手に入れることです。そのためには、花つきや葉色のつやをチェックするとともに、株元の丸く太ったバルブのものを選ぶことが大切です。 バルブがつやつやしてパンパンに膨れているオンシジウムは元気な証拠です。バルブにしわが入っているオンシジウムは、過去に水切れをした証拠なので、避けましょう。ただし、剣葉系・棒状葉系は茎が肥大しない・もともとバルブができないオンシジウムなので、バルブがなくても弱っているわけではありません。
オンシジウムの日照管理は一年を通して半日陰の場所に置き直射日光に当てないようにします。弱光を好みほかの植物の影になるような場所でもじゅうぶんに生育・開花します。春から秋は戸外で管理し、春および秋は遮光ネットによる50〜60%の遮光を、夏は75%遮光、冬は室内のレースのカーテンごし程度の30%遮光の日光下で管理します。
オンシジウムは水をとても好みますが、過湿にも注意が必要です。春から秋の生育期は植え込み材料を触ってみて乾いてから与えます。午前中に株元に水やりすると共に、気温が30℃以上になった夕暮れ(太陽が水平線に落ちた後)に、葉を濡らす程度(株元に水が流れる状態では多すぎます)の葉水を与えて温度を下げることは有効です。夏はとくに乾きやすく乾燥させると充分生育せずに、花も咲かなくなってしまいます。
オンシジウムの肥料は肥料は春に新芽が出てくる頃から秋まで、液体肥料を10日に1回程度与えます。冬は花が咲くと肥料をあげたくなりますが、生長自体は止まっているので要りません。冬に肥料を与えると根が傷むことがあります。
オンシジウムは最低温度が5℃~10℃で室内に取り込みます。
オンシジウムは2年に1回、4月~5月に植え替えます。根が比較的細めで切れやすいのでなるべく切らないように注意して水ゴケで一回り大きい鉢に植え替えます。新芽のでるスペースを十分にあけて植えます。洋ラン用土は水ゴケ+素焼き鉢またはミックス用土(ベラボン70%+蝦夷砂50%)+プラスチック鉢がよい。
 
  
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