紫陽花の主な種類
紫陽花はアジアや北アメリカに約40種類が分布しています。日本には約10数種があります。
紫陽花の花は両性花と装飾花で構成されています。
両性花は生殖能力のあるいわば花の本体で、雄しべと雌しべを持ちますが、開花しても装飾花の陰に隠れてあまり目立ちません。
装飾花は大きな花びら(じつは 萼)をもっていますが雄しべや雌しべが退化しており、実を結ぶことはありません。
紫陽花は約40種類があり、紫陽花の主な品種には以下のようなものがあります。
- ガクアジサイ:両性花の周りに咲く装飾花を額縁に見立て、紫陽花の仲間の花姿の基本タイプ。
- ヤマアジサイ:ガクアジサイを小ぶりにしたような花姿で、どことなく野趣がある品種。
- アメリカノリノキ:北アメリカに分布、園芸品種の「アナベル」が人気。
- カシワバアジサイ:北アメリカ原産、葉が落葉樹のカシワに似ている。円錐状に咲く白花が特徴。
- タマアジサイ:日本に自生する種で、つぼみがまん丸で玉のように見える。
- 西洋アジサイ:日本に自生している紫陽花が中国経由でヨーロッパに渡り、そこで品種改良され、日本に逆輸入されたもの。