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樹木・デュランタ

デュランタのプロフィール

デュランタ
デュランタはクマツヅラ科の植物です。デュランタにはたくさんの品種があり、花が美しく花色も豊富で、葉色も個性的なものが多く、観葉植物としても楽しむことができます。もともと原産地が北アメリカ南東やブラジル西インド諸島などの熱帯地方です。
デュランタは一般的に耐寒性は弱い植物で、関東地方以西の暖地であれば防寒(霜)対策をすれば地植えでも冬越しができる品種もありますが、室内に取り込む方が安心です。寒さで落葉することが多いですが、株が生きていれば春に芽を吹いて成長します。
デュランタは日当りを好み、日照不足になると花付きが悪くなります。ただし、真夏の直射日光に当るとデュランタは葉が黄ばんだり焼けてしまうことがあるので、鉢植えは明るい日陰に移動させます。

デュランタの主な品種

デュランタの品種では8種類のデュランタをご紹介しています。 デュランタは「花を楽しむ」品種と「葉を楽しむ」品種に大別されます。 「花を楽しむ」品種の特徴はつぎのとおりです。
  • 紫色や白色の小さな花が涼しげな雰囲気を醸し出す夏向きの品種。
  • 日当りのよい場所で育てれば、5月〜11月まで次々に開花します。
「葉を楽しむ」品種の特徴はつぎのとおりです。
  • 花付きは少ないですが、葉色や模様が美しい品種。
  • 日陰でも育つので、5月〜11月のシェードガーデンを明るくします。

デュランタの栽培カレンダー

一般的にはデュランタの花の観賞は5月〜10月、葉は観葉植物として周年観賞できます。それらを楽しむための年間の管理と作業をカレンダー方式で解説しています。 デュランタの一年はつぎのとおりです。
  • 春:新芽が伸びます。
  • 夏:5月下旬頃から開花します。
  • 秋:10月頃に花が終わり徐々に生育が停滞し、花がらを残しておくと黄色の果実が付きます。
  • 冬:暖地では冬も常緑ですが、日本のほとんどの地域では落葉します。落葉しても、5℃以上の温度が保たれれば、春に新芽が芽吹きます。
デュランタ鑑賞カレンダー

デュランタの栽培法

園芸種のデュランタの開花期はおおむね5月~10月で、「長く楽しめるのが特徴の一つです」と言われますが、「デュランタを長く楽しむ」には、「良い健康な株を購入すること」と「適切な育て方をすること」なしにはできません。
良い健康な株を購入するためには、
  • 濃い葉色のもの。
  • 徒長していないもので、茎が太いもの。
  • 先端に花や蕾があるもの。
などに注意して購入しましょう。
適切な育て方をするためには、
  • 花を楽しむ品種は日向で、葉を楽しむ品種は半日陰〜日向で育てる。
  • 花が終わった花房はつぎの蕾の上で切り取ります。秋には全体を切り戻します。
  • 植付け時に元肥、秋には追肥として、緩効性化成肥料を与える。
  • 耐寒性は弱いので、冬は室内に取り込むか、屋外で防寒対策をする。
などに注意して栽培しましょう。  
  

デュランタを楽しむ

沖縄などでは街路樹や庭木としてよく植栽されています。デュランタは花を楽しむタイプ、果実を楽しむタイプ、葉の美しさを楽しむタイプがあります。
  • 花を楽しむタイプ
    デュランタは花期の6月~10月になると、枝の頂部、または葉の付け根から円錐状の花序を出し、花径1~1.5㎝程度の花を多数咲かせます。
  • 果実を楽しむタイプ
    花は長い花期の間次々と開花し、花後には丸い果実を実らせ、果実は熟すとオレンジ色になります。
  • 葉の美しさを楽しむタイプ
    葉を楽しむタイプの品種にはあまり花が咲きません。葉を楽しむ植物として、斑入り葉品種、黄金葉品種なども流通します。
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