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樹木・ハナカイドウ

「ハナカイドウ(花海棠)」では、障害者やシニアなどのハンディをお持ちお客さまに、病気や怪我の予防やストレス解消の役にたつ、旬の花の1つであるハナカイドウ(花海棠)のプロフィール・栽培法・鑑賞法・花言葉に関する情報を提供しています。

ハナカイドウ(花海棠)のプロフィール

ハナカイドウ(花海棠)のプロフィールはつぎのとおりです。
  • バラ科リンゴ属
  • 原産地は中国
  • 江戸時代初期に渡来、栽培されている
  • 耐寒性落葉中木(あまり大きくならいために庭木として最適。盆栽でも楽しめます)
  • 花のほかに樹形や実も鑑賞価値があり
  • 樹高は3m~4m
  • 開花期は4月位(八重咲き種、枝垂れ種、斑入り種など)
  • 色は淡紅色

ハナカイドウ(花海棠)の主な品種

ハナカイドウ(花海棠)の品種には、八重咲きの大変華やかな花が咲く「ヤエカイドウ」、 小枝が垂れる珍しい品種の「シダレカイドウ」、高木で花が一重の「ミカイドウ」、白に近い上品な花が咲く「ノカイドウ 」などがあります。  
  • ヤエカイドウ:ハナカイドウの花が八重咲きになるもので、花冠が大きく見ごたえがあります。
  • シダレカイドウ:枝が枝垂れる樹形のハナカイドウで、優美な樹形です。
  • ミカイドウ:花期は4-5月で、ハナカイドウに似るが、ハナカイドウは花を下向きに、ミカイドウは上向きに付けます。ハナカイドウはめったに実をつけないが、ミカイドウはヒメリンゴのような実をつけます。
  • ノカイドウ:ノカイドウ(野海棠)は、世界でえびの高原の渓谷沿いにしか自生しない貴重なバラ科リンゴ属の植物で、樹高4m程度の落葉樹で5月上旬頃のわずかな期間にサクラよりもひとまわり小さめの桃色がかった白い花が咲きます。
  • ウケザキカイドウ:ベニリンゴまたはリンキとも呼ばれ、花梗が太く花が下垂しないで上を向いて咲きます。

ハナカイドウ(花海棠)の栽培法

ハナカイドウ(花海棠)の用土は水はけが良く肥えた土を好みますので、地植えの場合は堆肥や腐葉土をたっぷりと混ぜ込みます。鉢植えの場合は赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。日当たりの良い場所でないときれいな花が咲きません。
ハナカイドウ(花海棠)の植え付けは11月~12月が最適です。
ハナカイドウ(花海棠)の水やりは長期間雨が降らない場合を除いて水を与える必要はありませんが、鉢植えや盆栽の場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
ハナカイドウ(花海棠)の肥料は2月に寒肥としてたい肥を施肥し、9月初旬にリン酸が主成分の油かすと骨粉を混ぜた肥料を株元に1~2握り施肥します。
ハナカイドウ(花海棠)の剪定は落葉している1月~2月に、花芽を確認しながら(花芽分化は前年の夏)、なるべく花芽を落とさないように行います。花芽は徒長した枝には着かず、短枝に着くため、長い枝を半分程度に切り詰め、単枝を増やすように剪定します。樹形を乱す不要な枝は付け根から切り取ります。長く伸びた枝を4から6芽を残して上部を切り落とします。短い枝は切らずに残しますが木の内側に向かって伸びる枝は日光を遮ったり邪魔になりますので切り落とします翌年も新しく伸びた長い枝を4~6芽残して切り落とします。
ハナカイドウ2
ハナカイドウ3
ハナカイドウ4
 
  

ハナカイドウ(花海棠)を楽しむ

ハナカイドウ(花海棠)の開花時期はだいたい4月中旬~5月上旬で、桜と入れ替わりで咲き始めます。花が終わると結実し始め、9月~10月頃に赤い実が熟します。桜と似た姿ですがハナカイドウは桜とは違い、花を開ききらずに、半開きで咲きます。つぼみの時期は紅く、開花時は淡紅色へと色が移ります。
ハナカイドウ(花海棠)は、庭木や盆栽、生け垣として観賞され、寺院や公園でもが栽培されています。桜の開花からちょっと遅れて咲き始める「花海棠(ハナカイドウ)」です。単に「海棠(カイドウ)」とも呼ばれます。
やっぱり一番きれいなのは蕾が膨らみ始めてから3~5分咲きくらいの頃から濃いピンク色のツボミと淡いピンクの花が混ざっている姿が実にきれいです。下垂するから見下ろすよりも見上げる雰囲気の方が海棠らしいです。
庭に植えつけた場合でもそれほど背が高くならず、せいぜいで3~5mほどです。また、小枝が長く伸びやすい特徴があります。時期を見てきちんと整枝の剪定をすれば、盆栽のように鉢植えにしても背を低く抑えることができます。
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