胸椎黄色靭帯
骨化症の手術
胸椎黄色靭帯骨化症とは、脊柱管の後方にある椎弓の間を結ぶ靭帯が骨化し脊柱管が狭くなり、神経の圧迫症状が出る病気です。私の初発症状として下肢の脱力やこわばり、しびれが出現してきました。また、歩行中に転倒することが多くなりました。
私の場合は上位胸椎部(10~11番)に発症したために、胸椎黄色靭帯骨化症の後方除圧術で10~11番の椎弓を切除しました。胸椎黄色靭帯骨化症の手術は9時間に及びました。
胸椎黄色靭帯骨化症の後方除圧術の手術後改善率は平均60%であると言われています。私の場合はの中に入らなかったようです。37日間の入院中に手術とリハビリを行いましたが、杖をついての退院でした。
歩行障害
胸椎黄色靭帯骨化症の手術直後は両下肢のしびれや疼痛、歩行障害が残り、片手杖で何とか歩行していました。1回当たりの歩行可能距離は約1000m位で、30分もかかるようになりました。 1999年10月に再度重度の歩行困難と疼痛になり再通院を開始いました。このときから疼痛との闘いが始まりました。
仕事を続けることに
こだわれた時期
1998年3月より勤務を開始しましたが、1日の通勤時間は5時間30分もかかるようになりました。また、疲れが酷く満足に仕事が出来ませんでした。3ヶ月間半日勤務が続きました。
私は顧客のオフィスによく出向く職種でしたので、折畳みの杖を購入しました。これは、顧客から見えない所までは杖をついて歩き、そらから先は杖を鞄にしまって歩くためでした。途方に暮れながらも、このような気配りをしながら何とか仕事を続けることにこだわれた時期でした。