多点杖の使用環境
多点杖は脚部が4点(3点タイプもあり)なので支持面が広く安定感があります。多点杖は歩行器と杖の中間的要素を持っていますので、使用者の体の状態や使用場所などの使用環境が制限されます。
多点杖は一本杖では歩行・歩行速度が不安定な方や片腕でカラダを支えられる方向きです。多点杖は自分で立って杖なしでも多少は歩けるので歩行器までは要らないが、杖(ステッキ)では頼りない方におすすめの、安定感のある自立杖(ステッキ)です。歩行のバランスによってベースの大きさも選べます。また、2段握り(グリップ)の多点杖は立ち座りの補助機能もあります。
多点杖は安定した床接地面があり段差やスロープのないフラット面な場所で使用可能な杖です。フラット面な場所で使用する場合でも一本杖とは使い勝手が異なります。一本杖は杖を前方に振り出して着地させ、着地点を中心に円弧を描くようにして進みます。このとき、石突きのゴムが点接触⇒面接触⇒点接触していきます。しかし、多点杖の台座(ベース)は真上から振り下ろすように移動させます。従って、スロープや段差では多点杖の支柱が傾きます。
多点杖の機能を決める項目には、台座幅・台座奥行などの台座(ベース)の大きさ・杖の重さ・台座(ベース)と支柱の接続形状・握り(グリップ)があります。