ハンディのちから

歩行器

室内歩行器の選び方

利用場所

ここでは室内利用に限定しています。玄関からリビングに入り、隣の部屋やトイレの間の行き来や立ち上り補助具に使います。段差はありません。

利用目的

管理人は今まで両手杖で生活してきましたが、最近、両手杖で歩行中に膝が崩れ後ろに転倒する事故が生ずるようになりました。杖の場合、膝が崩れると杖も斜めになり支持することが不可能になります。しかし、歩行器の場合、歩行器の中で歩くように心がければ、体を支持できると考えています。

歩行器の種類

管理人は今、固定型歩行器とキャスター付き歩行器の両方を持ち使い分けています。

固定型歩行器

フレームが固定されている四脚歩行器で、SLIDEFIT/H-0188やアルコー10型Mのイメージ図を参照ください。歩行器を一歩前のほうへ持ち上げ、体を支えながら前進させます。主に室内での使用に向いており、立ち上がるときの手すりとしても活用できます。前進するには歩行器を持ち上げなければならないため、上半身の筋力がある程度ある人でなければ使用できません。下肢に筋力低下や痛みがあり、杖で歩行が不安定な人に適しています。

交互型歩行器

左右のフレームを交互に動かせる四脚歩行器で、NWZ-1524Hのイメージ図を参照ください。す通常の歩行時のように、左足を出すときに右のフレームを、右足を出すときに左のフレームを前に動かしながら前進します。左右どちらかの足が常に地面に接しているため安定性が高く、体をしっかりと支えてくれます。体を左右交互に動かす必要があるので、バランス感覚が低い人や体の動きがスムーズでない人には向いていません。片足に痛みがある人や、姿勢バランスが取りにくい人におすすめです。

キャスター付き歩行器

足に車輪が付いているため、スムーズに移動できます。SLIDEFIT/H-0194Wやアルコー10型M-Bのイメージ図を参照ください。前足にキャスターが付いているものと四脚すべてにキャスターが付いているものがあり、前輪タイプは、後ろのフレームを持ち上げて前のキャスターを転がすことで前進します。腕力の弱い高齢者でも使いやすいのがメリットですが、コントロールが難しいというデメリットがあります。 四輪タイプは、歩行器を持ち上げる必要がなく、カートを押すような感覚で使用者の歩行を補助します。四脚すべてにキャスターが付いているため、より小さな力で動かすことができますが、前に出しすぎてバランスを崩しやすいというデメリットもあります。下半身の筋力が低下している人やリハビリ初期の人に適しています。

歩行器の幅

室内用歩行器の選ぶ場合、その大きさ・特に幅が問題となります。廊下や出入り口を通過できることが必須になります。管理人の場合、入口の有効幅は部屋が62cm、トイレが55cmです。
トイレに行く時は固定型歩行器を、トイレに行かない時はキャスター付き歩行器を使っています。
SLIDEFIT(H-0188やH-0194W)は幅を4段階で調整できる珍しいタイプです。

歩行器の高さ

歩行器の高さは普通に立っている状態で肘がやや曲がり、少し前傾姿勢になるくらいが最適な高さと言われています。多くの歩行器が高さ調節機能が付いており、使用者の身体状況が変化しても常に適切な高さで利用できます。手や腕を使って身体を安定させるので、グリップの位置が高いと腕に負担がかかり、低いと不自然な前傾姿勢になってしまいます。不適切な高さのまま使うことは避けましょう。

歩行器の移動方法

歩行器のタイプには、歩行器を持ち上げる無輪タイプとキャスター付きタイプがあり、上半身の力の有無によっても適した種類が異なります。利用者の体力や歩行能力にも配慮することが大切です。先述のとおり、歩行器は歩行器を持ち上げる力があるか、左右の身体のバランスはどうか、などの身体状況を見極めて安全に使えるものを選びます。
歩行器の基本的な使い方は次の通りです。
1.歩行器を一歩前に出す
2.麻痺や障害があるほうの足を前に出す
3.もう片方の足を前に出し、両足を揃える
4.「1」~「3」を繰り返す
しかし、管理人はキャスター付き歩行器を次のように使って歩行速度を速めています。
1.歩行器を一歩前に出す
2.麻痺や障害があるほうの足を前に出す
3.もう片方の足を反対側の足の前に出し、二歩進む
4.「1」~「3」を繰り返す

歩行器の連結部形状

管理人は室内で使っている歩行器SLIDEFIT/H-0194Wをリハビリ先でも使っています。送迎車を降りて少しですが準屋外的な通路があります。 前に使っていたキャスター付き歩行器(連結部が2段)はグリップが左右にブレれる状態でしたので、SLIDEFIT/H-0194Wは連結部が3段の室内・屋外兼用歩行器ですので、グリップが左右にブレれることなく安全に使っています。

歩行器の側面部形状

管理人は歩行器を、椅子やソファからの立上り補助具としても使っています。SLIDEFIT/H-0188・H-0194W・アルコー10型M・アルコー10型M-Bは側面のバーが2段では無く、3段の歩行器ですので、立上り補助具としても使えます。

SLIDEFIT/H-0188

高さ 78~95.5cm(8段階)
横幅 54.5~61.5cm(4段階)
奥行き 50~54cm
重量 2.6kg
材質 アルミ合金
最大荷重 100kg
キャスター径 --cm
キャスター径 --cm

SLIDEFIT/H-0194W

高さ 82.5~97.5cm(8段階)
横幅 62.5~70.5cm(4段階)
奥行き 58.5~62cm
重量 3.9kg
材質 アルミ合金
最大荷重 100kg
前輪(360度回転) 4インチ
後輪(プシュダウン) 4インチ

アルコー10型M

高さ 70.1〜82.6cm
横幅 49.1〜50.4cm
奥行き 42.9〜45.7cm
重量 2.3kg
材質 アルミ・スチール
最大荷重 100kg
前輪 ナシ
後輪 ナシ

アルコー10型M-B

高さ 78.6〜91.1cm
横幅 49.1〜50.4cm
奥行き 55.3〜58.1cm
重量 3.2kg
材質 アルミ・スチール
最大荷重 100kg
前輪(自在) 75Φ
後輪(固定輪ストッパー) 70Φ

交互式歩行器NZW-1524H

高さ 68.8cm~78.5cm
横幅 49cm
奥行き 46cm
重量 2.6kg
材質 アルミ合金
最大荷重 100kg
前輪 ナシ
後輪 ナシ
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