ハンディのちから

健康生活ー歩行補助具

足漕ぎ車いすCOGY進化の履歴

「足漕ぎ車いすCOGY(Profhand)レンタルの軌跡」では、 障害者やシニアなどのハンディのお客さまやサポーターの方に、COGY(Profhand)の進化の一助になればと思って、COGY(Profhand)を平成21年(2009年)11月12日から使用を開始し、COGY(Profhand)使用歴が約8年6ヶ月の管理人が使用歴を公開しています。

3世代の足漕ぎ車いすCOGY

足漕ぎ車いす・COGY・走管理人ははCOGY(Profhand)を平成21年(2009年)11月12日から使用しています。使用開始から、約8年6ヶ月になります。 今までの使用歴を公開し、COGY(Profhand)の進化の一助になればと思っています。
大きく分類して、COGY(Profhand)の使用歴は3世代に分かれます。
  • 第1世代:2009年11月〜2016年11月(T事業者):この7年間は、定期点検は年に2回必ず実施していたにもかかわらず、現場で修理することができない程度のトラブルが11回 も起こっている。つまり、7.6ヶ月ごとにトラブルが発生しています。
    第2世代に移行した理由は、T事業者さんがノーパンクタイヤに対応できなかったことでした。
  • 第2世代:2016年12月〜2017年11月(F事業者):第2世代はF事業者さんのレンタル標準品と言われ、Mサイズ・ノーパンクタイヤ・ホールドペダルをレンタルするも、乗りにくく クイックペダルに交換を申し込むも対応してもらえず、第3世代へ移行しました。
  • 第3世代:2017年12月〜現在継続中(S事業者):第3世代はS事業者さんに相談に乗っていただき、Lサイズ・ノーパンクタイヤ・クイックペダルの基本仕様でレンタルでき順調に使用中。

第1世代の体験

2009年11月〜2016年11月間の第1世代で体験したことは、故障の多さでした。
  1. メインタイヤの空気漏れや破裂:このトラブルは出先が起こったことが多く、COGYを積載できる車の手配などの対応に迫られます。 ノンパンクタイヤの採用で解決できますが、旧型の在庫を抱えている福祉用具貸与事業者の中には対応してくれない会社もあります。
  2. リアタイヤの空気漏れ:このトラブルは出先が起こったことが多く、COGYを積載できる車の手配などの対応に迫られます。 ノンパンクタイヤの採用で解決
  3. ブレーキワイヤの切断:管理人が通っていた短時間通所リハビリ施設の送迎車の乗車中に発生しました。このトラブルは、自動車側で対応することが早道と管理人は考えます。つまり、段差ができるスライド式のスロープでなく、段差ができない折りたたみ式のスロープであれば、ブレーキワイヤの切断のリスクは軽減されるでしょう。
  4. ペダルシャフトのアジャストボルトが飛び出す:最新型は対応済
  5. チェーン支持シャフトの変形:修理済
  6. チェーンテンション調整機構のボルトを緩められない:最新型は横から縦で解決済
  7. 姿勢保持ができない。乗車中に腰が前に移動し、大げさに言うと、体が仰向け状態になる。筆者以外からも、クレームがあることを認識している事業者もあるが、解決されていない。第3世代でやっと解決されました。

第2世代の足漕ぎ車いすCOGY

足漕ぎ車いす・COGY・走2016年12月〜2017年11月間の第2世代で体験したことは、レンタル時のオプション選択肢のなさでした。F事業者さんのレンタル標準品はMサイズ・ノーパンクタイヤ・ホールドペダルですと言われ、その仕様でレンタルしました。
しかし、乗りにくいのです。再三交渉するも、クイックペダル は自費で購入してくさだい 」を繰り返されました。製造元の「TESS」さんへ電話で問い合わせたところ、 F事業者さんと同じことを言われました。確かに「TESS」さんのホームページには「、COGY本体をお買上げの場合は、ホールドペダルが標準で付いています。」と表示されています。
その後、「LサイズのCOGY」に乗り始めて、半年が過ぎました。そして、「乗車中に腰が前にずれて、姿勢が崩れる」という問題が完全に解決されていることを確認できました。追加のクッションなしにです。
左の写真がホールドペタル、右の写真がクイックペダル」です。単純に写真を見ると、乗車準備にかかる時間と手間が最大の問題のようですが、それ以上の問題が潜んでいるのです。それは、ホールドペタルは足の位置が固定されてしまうのです。
MサイズCOGY(Profhand)は窮屈なので、踵側で漕げばそれが多少緩和されるのですが、それができないのです。
ここで、管理人の意見ですが、標準で付属と言われる「ホールドペタル」は税込価格17,604円、オプションと言われる「は税込価格10,584円です。ここで、「TESS」さんにお願いです、最初からクイックペダルを欲しいユーザーには、クイックペダル標準で販売してもらえませんか。

第3世代の体験

2017年12月〜現在継続中の第3世代で体験したことは、COGYのほぼ完成形でした。
まず第一に、「姿勢保持ができない。乗車中に腰が前に移動し、大げさに言うと、体が仰向け状態になる。筆者以外からも、クレームがあることを認識している事業者もあるが、解決されていない」ことが第3世代でやっと解決されました。「乗車中に腰が前にずれて、姿勢が崩れる」という問題が完全に解決された原因は、MサイズCOGY(Profhand)からLサイズCOGY(Profhand)に乗り換えた事とそれにより座面と太腿の接触面積が改善された事だと管理人は考えています。
他にも疲れずに、1回の走行可能距離が2.5〜3.0倍になった、登坂能力が改善した、踏切などの安定走行が可能になったなど、多々あります。
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