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車いすの性能

「車いすの性能」では、 障害者やシニアなどのハンディをお持ちのお客さまに、病気や怪我の予防や健康管理のうち、障害者の役にたつ車いすの性能に関する情報を提供しています。
車いすの性能を表す項目には、重量・安定性と安全性・車いすの全体寸法・シート(座面)・車いすの姿勢維持機能・車輪&ハンドリムがあります。
メーカーはこれらの試験結果を数値で表示しますが、規格では必要最低限の数値を定めていません。例えば、傾斜角度1°の坂道で後方に転倒する車いすであっても、そのことを表示すればその車いすは販売できるのです。
見方を変えて言うと、車いすの性能が使用者の条件に合っているか否かを決めるのは使用者自身なのです。このことは忘れないで正しい車いすの選び方を行ってください。

重量

重量はさまざまなメーカーの車いすの運びやすさを比較するのに役立ちます。使用者が希望する重量の範囲に収まっているか、車に積むことができるかどうかが判断できます。車いすを運ぶ場合には、最も重い構成部品(通常はフレーム)の重さを基準にして選択することを推奨します。
車いす重量を比較すると、売れ筋車いすの重量は概ね6.2kg〜16.5kgです。10.0kg未満の車いすは前座高が高く、シート幅が小さい機種です。16.0kg以上の車いすは低床型やモジュール型の自走式機種です。あなたの使用目的に適した最安値の車いすを探し出せます。

安定性・安全性

車いすの安定性・安全性は上り坂転倒角度・下り坂転倒角度・側方転倒角度・その他の不安定な方向の転倒角度で車いすの性能が表示されています。
転倒角度は車いすの品質の良否を表すものではないことを理解しておく必要があります。使用者が上り坂では前傾姿勢などのように、走行面の傾斜に応じて上体の姿勢を変えられる能力によって選択する角度は異なります。
側方転倒を防止するためのキャンバーや後方転倒を防止するための小さな補助輪などの転倒防止装置もあります。それぞれ一長一短があります。

シート(座面)

身体各部の大きさと車いすのシート(座面)をよく確かめ、体に合っているものを選びましょう。座席寸法はつぎの項目が表示されます。一般的な車いすの高さは45cm程度(ご紹介している150機種の車いすの前座高は38〜51cmです。
シート角度(座面角度):シート角度は約2〜4度の前上がりです。
シート幅:一般的な車いすのシート幅は40cmです。
シート奥行き:一般的な車いすのシート奥行きは40cmです。
シート前座高:シート前座高が高すぎると座る時に車いすが動くことがあり、低すぎると立ち上りにくくなります。

車いすの寸法

車いすの全体寸法は使用時の全長・全幅・全高と車いすを折りたたんだ時の最小折りたたみ長・最小折りたたみ幅・最小折りたたみ高で判断する数値になります。
使用時の全長・全幅・全高でわかることはつぎのことです。
  • 乗ったまま出入り口を通り抜けられるか:例えば、宿泊施設の一般客室やバリアフリールーム、障害者専用客室の客室入り口幅やバスルームの入り口幅、トイレの入り口幅と使用時の全幅との関係があります。
    最近、多くの宿泊施設にバリアフリールーム がありますが、それらに関する情報公開は未だに不十分です。バリアフリールーム の車いすの大きさに関するチェックポイントはおおむねつぎのような点でしょう。
  • 乗ったままホームレベーターに乗れるか管理人もいつかは、ホームレベーターが必要になるかも知れません。一戸建て用ホームレベーターで使える車いすを、三菱日立とパナソニックの二大メーカーで調べてみました。
  • 乗ったままロープウエイに乗れるか
    最近、大型のゴンドラが導入され制約は少なくなりました。しかし、御在所ロープウエイは
    全幅55cm、伊豆の国パノラマロープウエイは全幅60cm以上の車いすユーザーは貸出小型車いすに乗り換えることを求められます。
折りたたんだときの寸法でわかることはつぎのことです。
  • 車のトランクや後部座席に乗せられるか
  • 狭い場所に収納できるか
乗用車の主要な荷台であるトランクには密閉型と開放型があります。開放型トランクの乗用車に車いすを載せる場合はあまり寸法が気になりませんが、密閉型のトランクに載せる場合は、載せられない大きさの車いすもありますので注意が必要です。
タクシーの車両は車種により大型タクシー・中型タクシー・小型タクシーにクラス分けされており、クラスによって自動車やトランクの大きさが異なっています。
中型タクシーによく使われているトヨタのクラウンコンフォートや小型タクシーによく使われてい日産のクルーを例に解説しています。

座位保持車いす

車いすの姿勢維持機能では、体を支えてくれるバックレスト(背もたれ)・レッグサポート・アームサポート(肘掛け)・フットサポートなどの車いすの姿勢維持機能に関する情報を提供しています。
バックレスト(背もたれ)とは座面の上面からバックレスト(背もたれ)の上面の内角のことです。 バックレスト(背もたれ)は2つのタイプがあります。1つは座面の上面との角度が変わらない固定式、もう1つは、後方へ角度を変えることができるリクライニング式です。
車いすには障害の程度によって不必要な部品、いやむしろ邪魔になる部品も付いていることがあります。その一つが『レッグサポート』です。レッグサポートは麻痺があって足が落ちてしまうユーザーが使うものです。
アームレストには標準タイプとデスクタイプがあり、それぞれのタイプに固定式・ウイング式・取り外し式などがあります。ウイング車いす:ワンタッチで肘掛けを後方にはね上げることができるウイングができる。
フットサポートは車いすユーザーの足を支える大切な部品です。一般的な車いすのフットサポートは固定式です。しかし最近、つぎのような機能を搭載した車いすもあります。

車輪とハンドリム

車輪とハンドリムでは障害者やシニアなどのハンディをお持ちの方の役にたつ、車いすの車輪の数と位置・車輪径・空気式かソリッド式 などの車輪選びで注意すべき車いすの車輪&ハンドリムに関する情報を提供しています。
車輪で注意すべき点は車輪の位置と数・大きさ・空気式かソリッド式などです。
一般的な車いす(左の写真)の車輪は駆動輪が2つ、前輪(キャスター)が2つの4輪タイプですが、2つ、前輪(キャスター)が4つの6輪タイプも1種類あります。6輪タイプ車いすの車輪の位置は、4輪タイプ車いすと比べると前にあります。
タイヤの直径は24・22・20・18・16・14・12インチなどです。自走式車いすは24・22・20インチなどが多く、介助式車いすは16・14・12インチなどが多い。
車いすのタイヤは空気式かソリッド式などです。通常タイヤ(エアータイヤ)ですが、ノーパンクタイヤはパンクの心配や空気の充填が不要でメンテナンスがいらず便利です。そのために、貸出車いすでは空気が抜けていて使いない車いすがあります。乗り心地に関しましては通常タイヤの方がクッション性が高い為、衝撃は伝わりにくいですが、舗装された道で乗り比べてみてもほぼ差が感じられない程度です。メンテナンスのことや飛行機によく乗ることを考えますと、ノーパンクタイヤがおすすめです。
駆動輪の外側に固定された小型の輪をハンドリムと言います。これを回すと駆動輪が回転します。両手で均等に回すと直進し、片方を回すか、強く回すと曲がることができます。
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