ハンディのちから

健康生活ー歩行補助具

車いすの肘掛け(アームレスト)

「車いすの肘掛け(アームレスト)」では、 屋内では食卓や作業テーブルや机に着ける様に調整する必要があり、特に屋内での生活に重要な肘掛け(アームレスト)の高さと長さに関する情報を提供しています。
福祉用具の世界では、服や靴のことを考えてもわかるように、そのサイズが大きすぎても小さすぎても困るものです。車いすも同じです。

肘掛け
(アームレスト)

肘掛け(アームレスト)は、車いすの利用者が肘を置いたり、座位のバランスを補助したりするものです。アームレストは、車いすを乗り降りするときの支えにもなりますので、動作が安定します。
肘当ての部分は、 姿勢の安定を保つために重要 です。肘で支えることによって左右方向だけでな く、背中が丸くなることも防ぎます。低すぎる肘当ては、姿勢の崩れの原因にもなります。逆に高 すぎる場合では、食事や車いす駆動のときで手の動きに支障を来たすことがあります。肘当ての高 さ一つで座り心地だけでなく、体の機能が随分と変わるものです。また、座面にクッションを敷い た場合は、その厚さの分だけ、相対的に肘当てが 低くなるので注意が必要です。

肘掛けウイング
車いす

「ハンディのちから」ではつぎの肘掛け(アームレスト)に特徴がある車いすをご紹介しています。
  • ウイング式車いす(肘掛け(アームレスト)のウイングのみ)
  • ウイング・スイング&着脱車いす(肘掛けウイング・フットレストのスイング&着脱可能)
  • ウイング・スイング・肘掛け高さ調整車いす(肘掛けウイング・フットレストのスイング&着脱・肘掛け高さ調整可能)
  • ウイング・スイング・肘掛け及び座位高さ調整車いす(肘掛けウイング・フットレストのスイング&着脱・肘掛けおよび座面高さ調整可能)

肘掛けの高さと長さ

肘掛け(アームレスト)の高さと長さは特に屋内での生活に重要です。屋内では食卓や作業テーブルや机に着ける様に調整する必要があります。
肘掛け(アームレスト)が食卓や作業テーブルや机の下に入る高さにする必要があります。肘掛け(アームレスト)の高さというのは、座位保持の改善に影響を与えますのでとても重要です。具体的な高さについては、肩の力を抜いて腕を下げ肘を直角に曲げた位置より1~2cmほど高めにするとよいでしょう。
高い肘掛け(アームレスト)はテーブルにぶつかり、食卓や作業テーブルや机に遠くなります。長い肘掛け(アームレスト)は食卓や作業テーブルや机にぶつかり、食卓や作業テーブルや机に遠くなります。
肘掛け(アームレスト)のデスクタイプは、前方が低くなっていて、テーブルや机に近いものになっています。
肘掛け(アームレスト)は後方に取り外せたり、後ろにずらせるものもあります。このタイプはベッドからの水平移動ができますので、本人の自立にとっても、また介助者の負担の軽減にも役立ちます。
また、肘掛け(アームレスト)の高さを調整できる車いすもあります。アームサポート(肘掛け)高さ調整車いすは、車いすクッションを使用したり、クッションの厚みを変えたりする場合など、アームサポート(肘掛け)高さが合わなくなったときに利用者の腕の高さに合 わせて調節することができます。ご利用の車いすのアームサポート(肘掛け)の高さが合わずに姿勢が横に崩れる方や片マヒで腕がずり落ちる方などにおすすめです。
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