日光を浴びるストレリチアの栽培

ガーデニング&園芸

観葉植物・日光を浴びるストレリチアの栽培

ストレリチアの置き場所

ストレリチアは基本的に日光が大好きですが、耐陰性もあります。従って、冬期は室内に取り込んで日陰でも楽しむことができます。
管理人は4〜10月の間は屋外で栽培しています。ストレリチアの屋外の育て方のポイントは、日当たりと風通しがよい場所に置くことです。ストレリチアは日光が大好きで、日光を浴びるほど、葉に光沢が現れ、芯の詰まった幹になり、がっちりとした姿に生長します。
ある程度の日陰でも育つと言われていますが、株が軟弱になり見た目も悪くなってしまいます。 日照不足を起こすと葉が下に下がってきたりツヤが悪くなります。日光を十分に浴びることができる場所に置きましょう。
一方、3℃くらいまでの耐寒性はありますが、気温が10℃以下が続く前に屋内に取り込んで、ガラス越しの日光が当たる場所で、鑑賞しています。

ストレリチアの植替え

ストレリチアの根は太く根回りもよいために成長するとすぐに根詰まりを起こします。また、排水性が悪くなり根腐れをおこします。植え替え後から2年もたてば、鉢の中が根でいっぱいになってしまいます。 鉢の中が根でいっぱいになると、土の中の酸素が不足し、根が腐ったり、土の中の養分が不足し葉の色が悪くなったりします。
従って、2〜3年で鉢が小さくなってしまいますので、古い土と細い根を下方から1/3程度取り除き、1回り大きな鉢に植え替えます。植え付けも植え替えも適期は5月から9月です。
過湿を嫌うストレリチアは、水はけの良い土を好みます。 市販の「観葉植物の土」を利用するのが、一番手軽な方法です。 自分でブレンドする場合、管理人ははパーライト3:赤玉土(小粒)5:腐葉土2の割合で作っています。
  

ストレリチアの水やり

ストレリチアの根茎は水分をふくんでいて、とても乾燥にも強い植物です。 従って年間を通して水やりは控えめにして乾燥気味に育てます。
1.土が乾いたらたっぷり水を与える。この意味は根のすみずみまで水を行き届かせるためと水を通して根が呼吸するための新鮮な空気を入れ替えるためです。
2.土が乾くまで水を与えない。土が乾燥していると白っぽく見えます。さらに触ってみると固くなっています。
3.受け皿に水を溜めない。
また水やりと同時に霧吹きで株全体に「葉水」を与えることでより健全に育成できます。
季節ごとの水やりはつぎのようにしています。
1.春~夏:春の最低気温が10℃を超えてきたら、鉢土が完全に乾いたときに水やりをしています。
2.秋:土が乾いたことを確認し2〜3日空けて水やりを行なっています。
3.冬:水やりの間隔をさらに空けます。室内に置いても、ストレリチアは生長が著しく低下し、水をあまり必要としなくなります。 1ヶ月に一度水やりをしています。乾かし気味に管理することで、寒さにも若干強くなります。土が完全な水枯れを起こすとすぐ葉先が枯れたりダメージが出ますので土への水やりも忘れないようにしつつ、葉水などで空中湿度を上げるようにします

ストレリチアの肥料

4月から10月の生育が盛んになる時期には窒素、リン酸、カリウムの3要素が棟梁入ったものかリン酸がやや多めに入っている固形肥料を置き肥するか、液体タイプの肥料を水やり代わりに与えます。 置き肥の場合は緩行性のあるものを2ヶ月に1回程度、液体タイプのものは2週間に1度程度のペースで与えます。 一方で冬場は生育が緩やかになるためこの時期に肥料を与えません。

ストレリチアの剪定

ストレリチアは主に縦に伸び、高さも含め全体的な華やかさを楽しむ観葉植物です。基本的に剪定は必要ありませんが、徒長で茎が無駄に伸びたり、葉が色々な向きになり広がって見栄えが悪くなったり、大きくなりすぎてお部屋とのバランスが悪くなったときは剪定します。
剪定の時期はストレリチアが元気に生育している5~7月に行います。
剪定はハサミやカッターなどで外側の古い葉から切って、中心の葉は剪定せず残します。ストレリチアの茎は長いので剪定する場合、茎の根元にハサミを入れます。剪定しても残した中心からまた同じように葉が出て伸びてきます。

ストレリチアを殖やす

管理人は株分けでストレリチアを増やしています。 5~7月が適期です。株分けは植え替えの際に、株の分かれ目で根を分けて別の鉢に植えます。
  

ストレリチアの病害虫

ストレリチアはカイガラムシが発生します。水やりの際に葉っぱの裏などを確認し、カイガラムシを見つけたらすぐに駆除します。 気温が高く乾燥すると発生しやすいので、予防の為に葉っぱや茎にもたっぷり水をかけてあげるとよいです。
また、見つけたらすぐに取り除きます。 葉に症状が見られたら葉を切り取りましょう。予防方法は風通しをよくすることと葉水です。
  • カイガラムシは通年、茎や葉のつけ根に発生します。対策は歯ブラシなどでこすり落とします。卵からふ化した幼虫は薬剤に弱く、オルトラン水和剤、アクテリック乳剤などで退治できます。
薬剤名: 画像: テキスト: 用途:
アクテリック乳剤 住友化学園芸STアクテリック乳剤 30ml カイガラムシ・アブラムシなどの害虫予防
  
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