ガーデニング&園芸

草花/プリムラ・ポリアンサ

プリムラ・ポリアンサ

プリムラとは、ヨーロッパやアジアに自生するサクラソウ属 (Primula) の原種やそれらを交配して作られた品種であり、生産園芸では主なものに以下の植物があります。咲き方も次第に豊富になり、バラ咲き・サクラ咲き・八重咲きなどのバリエーションがあります。
プリムラ・ポリアンサ(P. polyantha)はヨーロッパ原産でクリンザクラともいう。ベリス・エラチオール・ブルガリスなどの原種を交配して誕生。イギリス産の野生植物から園芸化されたものとしてほとんど唯一のもので、17世紀にはすでにいくつもの品種があり、19世紀はじめには「ゴールドレースド・ポリアンサス」が生まれフローリスツ・フラワーの一つとなった。
       花茎を伸ばして、11月〜4月に開花します。

プリムラ・ポリアンサの品種

エラチオール、べリス、ブルガリスの3種の原種をベースに改良された、種間雑種です。ポリアンサは、先のジュリアンに比べ、花も葉もひと回りほど大きく、花弁に厚みがあります。色はピンク、黄色、橙色、白色、青色、紫色、複色など10色に及ぶ品種もあります。一重咲きのほか、華やかな八重咲きやフリル咲きのものが揃います。花苗が秋に出回り冬から春にかけて花期を迎えます。丈が15cmくらいのコンパクトなタイプです。
  

プリムラ・ポリアンサを楽しむ

園芸種のプリムラ・ポリアンサの観賞期はおおむね12月~翌年4月で、「春に他の植物よりも早く咲く花を楽しめるのが特徴の一つです」と言われますが、「プリムラ・ポリアンサを長く楽しむ」には、「適切な育て方をすること」なしにはできません。
適切な育て方をするためには、
  • やや湿り気のある場所を好む品種や水を与えすぎて過湿にすると根ぐされしやすい品種がある
  • 暑さ寒さへの強さは品種ごとに異なる
  • 基本的には開花中は日光に充分当てると良い花が咲く品種が多いが、半日陰でも生育する品種もある
  • 花がらや枯れた葉はこまめに取り除く
  • 水やりは水を葉や花にはかけずに株元にやる
  • 肌が弱い人はかぶれに注意する品種もある
などに注意して購入しましょう。
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