ノボタンを晩秋にも楽しむ

ガーデニング&園芸

ノボタンを晩秋にも楽しむ

ノボタンのプロフィール

  • ノボタン科
  • 非耐寒性常緑低木(ある程度耐寒性がある品種もあり、霜の心配が無い暖地では地植えも可)
  • 葉は、光沢のある淡緑色の卵形で、周囲は鋸歯状
  • 原産地はグラジル
  • 木丈は1~5m(20cm程度の小型品種もあります)
  • 開花期は夏から秋(6月~12月)
  • 花色は紫色、花径は7~10cmになります。
  • 葉は先端が尖ったタマゴ型で、表面にはビロードのような毛が生えます。

ノボタンの主な品種

ノボタンの品種を開花期・花色・木丈・耐寒性・耐暑性の観点からご紹介しています。
開花期は8〜11月が一般的ですが、6月から咲き始める「ベルグラ」「フルフル」、12月まで咲き続ける「リトルエンジェル」もあります。
ノボタンと言うと、濃い紫色を思い浮かべますが、「リトルエンジェル」「ベルグラ」「フルフル」などのピンク色の品種もあります。
沖縄や九州などの暖地で路地植えされているノボタンの木丈は3m位になりますが、木丈が20cmくらいの暑さに強い「ベルグラ」「フルフル」などのコンパクトタイプもあります。
ノボタンの耐寒性は弱く、非耐寒性常緑低木に分類され、基本的には5℃以上の栽培環境が望ましいと言われています。そこで、鉢植えにして冬期は室内で育てます。
しかし、「フルフル」という品種の耐寒温度は0℃までありますので、バルコニーの軒下などに置いて防寒対策を行えば、屋外でも栽培できます。
詳しくは「シコンノボタン・品種を楽しむ」をご覧ください。

ノボタンの観賞カレンダー

一般的にはノボタンの観賞期は8〜10月と思われていますが、初夏や晩秋に花を観賞できる品種もあります。 ノボタン鑑賞カレンダー

ノボタンの栽培法

ノボタンの生育環境には、「置き場」・「水やり」・「施肥」・「植え替え」・「剪定」などの管理が必要です。ノボタンを育てていて一番落胆するのは、開花しないときではないでしょうか。開花しないの原因は水不足、肥料不足、日照不足、温度不足、病害虫の5つがあります。
ノボタンの花をいっぱい咲かせる育て方のポイントは
  • 春から秋は屋外、冬は室内。
  • ひと手間掛けて植え替え。
  • 水切れに注意!
  • 枝を深めに剪定。
です。
詳しくは『シコンノボタン・花をいっぱい咲かせる育て方』をご覧ください。

シコンノボタンの鑑賞法

ノボタンの鑑賞法は寄せ植え、鉢植え、公園樹などです。
ノボタンは単植の鉢植えでも十分楽しむことができますが、寄せ植えをすれば、夏から秋と移り行く季節を表現することができます。
  • 紫色のノボタンは反対色のライムグリーンや黄色の植物と組み合わせると、紫色が鮮やかに見えて明るく力強い印象になります。
  • ノボタンの寄せ植えは組み合わせる植物のほかに、鉢の色との組合せを工夫すると、鮮やかで新鮮な雰囲気に一変します。
  • 葉に覆輪が入るジブラルタルは花の無い時期でも、寄せ植えの植物として重宝します。
暖地に植えられたコートダジュールや耐寒性のシコンノボタンの路地植えは2mくらいに生育し、回りにコニファーや紅葉とのコンストラストが鮮やかです。
  
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