QOL(生活の質)
QOLの構成領域は身体的領域・心理的領域・自立のレベル・社会的関係・生活環境・精神性/宗教/信念」の6領域に設定されています。
高齢障害者であり、「パートタイム車いすユーザー」から「フルタイム車いすユーザー」になり、今まで自分でできていたことができなくなってしまった、という管理人を例にします。この人のQOLを向上させるにはどのようにしたら良いのでしょうか。
管理人は、50歳半ばから60歳半ばは障害があっても「生産性に寄与できる」こと、60歳半ばから70歳半ばはパートタイム車いすユーザーであっても社会参画し「人の役に立つ」ことをモットーに生きてきました。70歳半ばからは、「人の役に立つ」ことと「人に迷惑をかけない」ことのバランスのうえで生きてゆかざるをえないのでしょうか。
「人の役に立つ」ことに幸せを見出していた管理人は、体の自由が利かなくなり「人の役に立たない」と思ってしまうことになります。
まずは第三者の手を借りたり、運動をサポートする道具などを活用したりして、基本的な生活をスムーズにします。その上で人の役に立つこと、例えば何かを作ったり、できる範囲の趣味をしたりといった、管理人が幸せを見出せることに注力できる状況を作り出してQOLの向上を進めます。下の写真は「一般社団法人クオリティ・オブ・ライフ推進機構」さんのHPより。