ハンディのちから

ぶらり車いすバリアフリー旅行

バリアフリーな観光地

車いすで北九州旅行第二日目(太宰府・皿倉山)

「車いすで北九州旅行二日目(太宰府・皿倉山)」では、 車いすで「太宰府天満宮」「皿倉山」を楽しもうと計画される障害者やシニアなどのハンディをお持ち のお客さまの役にたつ、バリアフリーオンリーではなく、非日常を楽しめるバリアフリー体験情報を、マップ上でご提供しています。
管理人は、速度は遅いですが、両手杖で約200m歩行できますので、車いす使用時も常に杖を2本携帯しています。そして今回も、特急列車及びタクシー・バスの乗降車は両手杖で歩行しました。

ゆふ2号の旅

由布院駅から太宰府天満宮の最寄り駅である二日市駅へは、特急列車「ゆふ2号」に乗車しました。ゆふ2号には「車いす対応座席」がないので、最後尾車両(1号車:指定席)の最後尾座席を取り、車いすはたたんで座席に座り、座席と壁の間に滑り込ませる。ここから約2時間の列車旅が始まりました。由布院駅は、駅舎に接した単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線の他に留置線1本を有する地上駅である。博多行のゆふ2号は駅舎に接した単式ホームに停車しましたので、使いませんでしたが、島式ホームへ行くには跨線橋の他にスロープと構内踏切でも接続しており、車いすも利用できます(右の写真)。
車窓には、九州の小京都とも呼ばれる日田や由布岳の豊富なミネラルを含んだ由布院温泉をはじめとする温泉めぐりなどが楽しめる。列車は由布岳を後にして由布院駅を出発し、古くからの温泉地で渓流と深緑に囲まれた自然の中にある名湯天ヶ瀬、盆地の開けた天領の町である九州の小京都・日田を通過し、筑後大石からは次第に山間に入っていき、筑後川と距離を置いて穏やかの丘陵地帯を走ります。
やがて列車は二日市駅へ到着しました。二日市駅の構内は緩急接続可能な2面4線式の構内で、設備を活用して通過待避や緩急接続が行われている地上駅です。互いのホームは跨線橋で連絡し、それぞれのホームにエレベーターが設置されている。また、車いすトイレもあり、車いすで利用できます。

太宰府天満宮参拝

JR二日市駅から太宰府天満宮へ行く方法はつぎのとおりです。JR二日市駅から太宰府天満宮までは、3.6kmほどあり、歩くと50分程度かかります。
*タクシーで行く:約3.7kmを15分程度で行くことができますが、1,180円くらい掛かり一番高額です。管理人はタクシーで移動しました。
*バスで行く:西鉄バス「西鉄太宰府駅」方面行きバスが朝7時台から19時台まで、およそ1時間に1本の頻度で運行しています。乗車してから約27分かかります。
*西鉄太宰府線で行く:JR二日市駅から西鉄紫駅まで徒歩で約6分移動し、西鉄天神大牟田線に乗り換えて西鉄太宰府駅へ向かう方法もあります。西鉄紫駅での乗り換えがスムーズであれば、二日市駅を出発してから25分程度で大宰府的に到着できます。
太宰府天満宮に車いすでご参拝される方向けの、階段が多い太鼓橋を迂回して大鳥居を潜れる参拝経路(左写真の一番左側の天満宮幼稚園を下にある縦の通路)が用意されております。 また、参拝の際に利用できる、車いすの貸し出しも行なっております。参拝経路を右折すると大鳥居へ出ます。さらに直進すると保食社のところに右写真の車いすトイレがあります。
御本殿へ直接お越しになられる方は、社務所裏の駐車場が一番近い駐車場になります。参道は概ね車いすで通行できます。

二日市駅から小倉駅へ

二日市駅から小倉駅へは81.4kmあり、JR鹿児島本線区快電車で約1時間42分かかります。管理人は時間優先で、乗り換え待ち時間を入れても約1時間13分で小倉駅まで行くことができるコースを選びました。それは、博多駅で特急「ソニック」に乗り換えるコースです。因みに、門司行きJR鹿児島本線快速電車に乗車しますと、約1時間10分で小倉駅まで行けますが、1時間に1本と運行回数が少なく時間帯によってはうまく繋がりません。この日も二日市駅で、門司行きJR鹿児島本線快速電車は12分前に発車した後でした。
特急「ソニック」について少し書きます。乗った「ソニック」は博多・小倉〜別府・大分を走る「大分行き」でした。新幹線のように、ソニックにも車いす用の席が2台分(883系ソニック(青いソニック)だと1号車指定席の6D、7D席が、白いソニックの2号車指定席だと1D、2D席)ありましたが、自由席に後の乗車口から乗車し、最後部の席に座り折りたたんだ車いすを席の後に置くつもりで乗り込みました。その席にはすでに先客がおり、どうもスマートフォンの充電ができるコンセントが有るようでした。しかし、管理人の様子を見た「お嬢さん」が1つ前の席に移動し席を開けてくれました。その自然な行動に感謝です。降車駅の小倉に着いたら進行方向が変わり、「お嬢さん」にお礼を言いつつ降車しました。
普通車自由席です。車内は動物の耳を連想させるヘッドレストが装備された2+2席配置のリクライニングシートなど、乗っていて楽しくなるデザインが採用されています。入ったドアのすぐ横に、大きなトイレがありました。車いすでも、移動距離が少なくて良いような動線、ちゃんと考えられています。中は明るく室内は丸形でおしゃれ感あるデザイナーズ空間のようでした。

皿倉山散策

皿倉山の魅力は望台から夜景や、整備されている眺めのいい登山コースで登山やハイキングをしたり、展望台駅にある展望レストランからゆっくり景観を眺めたりすることができることです。しかし、車いすユーザーである管理人にとっては、珍しい車いすでも乗車できるケーブルカーとエレベーターとスロープカーを使って662mの展望台まで行けることでした。
皿倉山ケーブカー山麓駅内以降は完全なバリアフリーですが、皿倉山ケーブカー山麓駅に着くまでにはかなりバリアがあります。右の写真で距離的に一番近いのは、「高速皿倉山ケーブル」で降車するルートです。バス停から帆柱公園駐車場付近まで、傾斜が10%位のスロープが続きます。帆柱公園駐車場からふもと食堂付近までも同じように傾斜した道路が続きます。腕力自慢の若者ならともかく、管理人のような高齢な身体障害者は介護者が後から押してくれないと登りきれません。
  • 一番バリアが無いアクセス方法はタクシーで、JR八幡駅からが最短コースで皿倉山ケーブカー山麓駅のすぐ前で降車できます。
  • 次にバリアが無いアクセス方法は自家用車でしょう。一般車両(身障者含む)は帆柱公園立体駐車場(有料、高さ制限あり2.2m)の使用となり、ケーブルカー山麓駅前駐車場には駐車できません。ここから皿倉山ケーブカー山麓駅までは、約200m位の急坂が続きます。
  • 無料シャトルバスがありますが、運行日が月〜木、1周間前の予約が必要、車いす対応車両ではない、展望台までの往復利用者、割引料金は非適用などの制約があります。
  • 路線バスに乗ると、JR八幡駅および黒崎駅(ふれあい通り)から西鉄バス「八幡製鉄所総合センター」行き「帆柱登山口」下車で山麓駅まで徒歩10分、小倉駅から高速バスに乗車し「高速皿倉山ケーブル」バス停下車で山麓駅まで徒歩5分です。バス降車後は長い急坂が続き一番の難ルートです。
そして、山麓駅から山頂駅まではケーブルカーで行き、山頂駅で降車し駅舎をでると、すぐ斜め前にエレベーターがあり、これに乗るとスロープカーの乗り場へ行けます。エレーベーターを降りるとスロープカーの乗り場へ通路は平坦で自走式車いすでも楽々です。乗り場とスロープカーの床はほぼ平で難なく展望台エリアへ着きます。ここの建物は2階建てで、1階には展示室やトイレ、2階には展望レストランがあり、屋上へ出ると広い展望台があります。ガラスなど邪魔をするものが無い展望は素晴らしいです。この全行程を一度も車いすから降りること無く行くことができました。

JR北九州ステーションホテル小倉

今日の宿泊先はJR北九州ステーションホテル小倉です。このホテルのユニバーサルルームが気に入りました。車いすにてホテル入口から段差等の障害が無く部屋まで移動でき、車いすでのバスルームへの入室が可能です。部屋の広さは25.9㎡あり、2人でも狭さは感じませんでした。普通はシングルユースですが、同行者用のソファーベッドも用意してくれます。浴槽・トイレに手すりがあり、浴槽の脇にシャワーチェアもあり、車いすの方でも安心して宿泊できる部屋です。
また、フロント係の対応も爽やかで、給湯の方法が分からなかったので電話したら、すぐに来て丁寧に教えてくれました。小倉に来たら、リピートしたいホテルです。

第二日目の旅程図

第二日目の旅程図です。様々な移動方法のバリアフリー度や管理人の車いすの扱い方をご覧ください。スマートフォンで閲覧される方は「横」にして下表を御覧ください。
  
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