2020TOKYO

ぶらり車いすバリアフリー旅行

観光地・国立公園

吉野熊野国立公園

インフォメーション

吉野熊野国立公園は1936年2月1日に国立公園の指定を受けました。吉野熊野国立公園は山深い辺境の地でありながら、文化財が多く存在し、熊野信仰などの独自の文化など、歴史的・文あk的に人気があります。
吉野熊野国立公園は紀伊半島の中心から南端部に位置し、細長い形で三重県・和歌山県・奈良県の3県にまたがっています。公園の区域面積は5万9793ヘクタールにおよび、区域は山岳部・河川部・海岸部の3つに分けられます。山岳部は桜の名所として有名な吉野山・最高峰の八剣山・山上ヶ岳・大普賢岳・弥山・釈迦ヶ岳・大台ヶ原山などが形成する山と渓谷の山岳景観が見られます。
河川部は熊野川の渓谷と「瀞八丁」で知られている瀞峡は渓谷景観と瀞景観を見せています。海岸部は尾鷲から潮岬に至る海岸線でリアス式海岸や砂浜海岸が見られ、柱状節理などの海蝕断崖も見られます。

バリアフリー化

吉野熊野国立公園のバリアフリー化は進んでいるとは言えませんが、障害者や高齢者などのハンディにとって車を使えば、ある程度楽しめる国立公園です。そのわけは大峰山脈と大台ヶ原山を除いて、近くまで道路網が整備されているからです。
車を使えば、309号線の「行者還トンネル」からは大峰山脈と大台ヶ原山の山岳景観を楽しむことができます。また、吉野山のサクラなども楽しむことができます。
車を使えば、リアス式海岸や砂浜海岸などの海岸景観を楽しむことができます。
落差日本一の那智の滝は車いすで見物できるようになりました。那智の滝は別宮の飛滝神社から参拝するのが普通ですが、参道には急な石段が133段あり、車いすでの参拝は不可能です。熊野那智大社は県道の滝前バス停近くにある職員駐車場と別宮への幅2mの荷物搬入路を整備し、滝の拝所舞台までの200mを舗装しました。搬入路は普段閉鎖していますが、障害者や高齢者などのハンディが入り口の連絡用インターホンを押すと、神職が扉を開けてくれます。ただし、搬入路はアップダウンのある山道で、介護者数人が必要です。しかし、滝のしぶきがかかるほど間近に車いすで乗り入れることができます。

見所・見頃

吉野熊野国立公園の見どころと見頃はつぎのとおりです。盛の頃行ってみましょう。
*スイセン・ツバキ(潮岬・紀伊大島):1月中旬~2月下旬
*サクラ(吉野山):3月下旬~4月中旬
*シャクナゲ・アケボノツツジ(大台ヶ原):5月上旬~下旬
*オオヤマレンゲ(弥山):7月上旬~中旬
*紅葉(大台ヶ原):10月中旬~下旬
*紅葉(吉野山・瀞八丁):11月上旬~中旬

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