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ぶらり車いすバリアフリー旅行

観光地・国立公園

霧島屋久国立公園

インフォメーション

霧島屋久国立公園は1934年3月4日に霧島国立公園として指定を受け、1964年3月に錦江湾地域と屋久島地域を追加指定され、現在の霧島屋久国立公園の名称になりました。
霧島屋久国立公園は九州の南端に位置し、熊本県と鹿児島県にまたがる霧島地域・桜島や指宿や佐多岬からなる錦江湾地域・南方海上に位置する屋久島および沖永良部島地域で構成されています。
霧島地域では霧島山の火山景観とえびの高原の湖沼や高原景観が見られます。霧島山は韓国岳・新燃岳・高千穂峰など23の火山が集まった山岳です。錦江湾地域では今も火山活動を続けている桜島が中核をなし、南の指宿地域は湖沼景観や海岸景観や温泉保養を楽しむ人々に人気があります。佐多岬の沖約60kmの南方に位置する屋久島は、九州最高峰の宮之浦岳など2000m級の山々が連なり、洋上アルプスとも言われています。多雨性気候のこの地域には縄文杉・母子杉・仏陀杉・川上杉・夫婦杉・弥生杉などの杉の巨木群が植生しています。

バリアフリー化

霧島屋久国立公園は景観を楽しむ海上遊覧・温泉保養として障害者や高齢者などのハンディにも人気があります。
桜島フェリーの6隻のうち、2003年2月に就航したフェリー第18櫻島丸はバリアフリーの新鋭船です。エレベーター、車いすの人たちでも開け閉めできる自動ドア、車いす用の固定スペース、壁面の点字シートなどがあります。さらに階段の昇降が困難な障害者や高齢者などのハンディのためにシルバー室が設けられています。
最新型の鹿児島市電はバリアフリーの低床車で、階段の昇降が困難な障害者や高齢者などのハンディはありがたい電車です。
屋久島の千尋(せんぴろ)の滝は滝のすぐ近くまで行くことはできませんが、千尋(せんぴろ)の滝の一枚岩の壮大さを見ることができる展望所までは舗装されているので比較的アクセスしやすい。駐車場にはバリアフリートイレと売店があります。
屋久島の大川の滝は、滝付近までのスロープは舗装されていますが、スロープの幅は車いすがやっと一台通れる狭さです。車いすで滝のしぶきを浴びることができる滝壺の近くまで行くことができます。バリアフリートイレはありません。
志戸子(しとこ)ガジュマル公園の園内は舗装されていますので、車いすでのアクセスはできます。バリアフリートイレがあります。
紀元杉は標高1230メートルにあり、ウイルソン株、大王杉、縄文杉らと比較しても、決して引けはとらない大きさの推定樹齢3000年の見事な屋久杉です。目の前まで車で行けます。バリアフリートイレも一般トイレもありません。
原生林「西部林道」は島の西側の粟生地区と永田地区を結ぶ道路です。屋久島で海岸線から世界遺産に登録されています。車いす散策は両側一車線の一般道路を使いますのでガイドをつけるなどの注意が必要です。バリアフリートイレも一般トイレもありません。

見所・見頃

霧島屋久国立公園の見どころと見頃はつぎのとおりです。盛の頃行ってみましょう。
*葉の花(池田湖畔):1月上旬~下旬
*サクラ(仙厳園):2月下旬~3月下旬
*キリシマミツバツツジ(霧島):5月上旬~中旬
*ミヤマキリシマ(霧島):5月中旬~6月上旬
*ヤクシマシャクナゲ(屋久島):5月下旬~6月中旬
*マリーゴールド・キバナコスモス(池田湖畔):6月~10月
*ススキ(えびの高原):10月下旬~11月上旬
*紅葉(霧島):11月上旬~中旬

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