2020TOKYO

ぶらり車いすバリアフリー旅行

観光地・国立公園

十和田八幡平国立公園

インフォメーション

十和田八幡平国立公園は1936年2月1日に十和田国立公園として国立公園の指定を受け、1956年7月10日に八幡平地区を追加指定され、名称を十和田八幡平国立公園と名称変更された。
十和田八幡平国立公園の公園の地域は十和田・八甲田地域(十和田湖・奥入瀬渓流・八甲田連峰)と八幡平地域(八幡平・秋田駒ヶ岳・岩手山)に分けられ、青森県・秋田県・岩手県の3県にまたがります。
秋田駒ヶ岳・岩手山ではエゾツツジやコマクサなどの高山植物が豊富です。八甲田山や八幡平では湿原がたくさん散在しています。

バリアフリー化

十和田八幡平国立公園の八幡平(1613m)は駐車場のあるレストハウス(1550m)まで車で上れ、徒歩約20分で頂上に行ける手軽な山です。八幡平山頂レストハウスはトイレを秋田・岩手両県の駐車場から出入する1階と地下2階の2箇所に設け、誰もが利用しやすい施設として、施設内の段差の解消やエレベーターや身障者用トイレの設置等バリアフリーに配慮してあります。レストハウスの近くや遊歩道の途中の展望台からは岩手山ろくや八幡沼などの絶景が見られます。
八甲田ロープウェーは十和田八幡平国立公園の北部に位置し、人口約31万人の青森市から車で奥入瀬渓流・十和田湖方面に向かい、40分ほどでロープウェー山麓駅に到着いたします。ロープウェーは冬から春にかけては雄大な山岳スキー、雪解けとともに数多くの高山植物が咲き乱れ、山頂公園駅を基点とした自然遊歩道を利用して、高層湿原と高山植物ウォッチングが30分から60分ほどで手軽に楽しめます。また足を伸ばすと赤倉岳、井戸岳、そして北八甲田の主峰・大岳山頂から上毛無、下毛無の湿原を巡り、酸ヶ湯温泉へ下山するコースも人気があります。山頂公園駅、山麓駅(駐車場~チケット売場~乗り場)にバリアフリーの一環として11人乗りのエレベーターが設置され、多目的トイレも設置されています。
大場谷地は十和田八幡平国立公園の湿原で、レンゲツツジ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ、ワタスゲ、イワカガミ、エゾノリュウキンカなどが初夏には湿原を彩ります。国道341沿いに建つ東屋から木道が整備されており散策することができます。一部区間は車いすでの散策も可能となっています。
大沼は十和田八幡平国立公園・八幡平にある沼です。沼の周囲には湿原が広がり、春から秋にかけ高層湿原ならではの様々な植物を観ることができます。沼の周りの自然研究路は1.2kmで、湿原部分には木道が整備されています。入口から沼の南端までは木道の幅が広く作られ、車いすでも散策が可能です。初夏にはワタスゲ、ニッコウキスゲ、イワカガミ、レンゲツツジ、コバイケイソウなどが湿原を彩ります。

見所・見頃

十和田八幡平国立公園の見どころと見頃はつぎのとおりです。盛の頃行ってみましょう。
*厳冬の夕映え(名無山・硫黄岳):2月上旬
*アイモンスター(田茂萢岳):3月下旬
*新緑(奥入瀬渓流・田代平湿原):5月上旬~下旬
*ミズバショウ(睡蓮沼):6月中旬
**ワタスゲ(田代平):6月中旬
*高山植物(八幡平・秋田駒ヶ岳・八甲田山):7月上旬~8月下旬
*草紅葉(毛無岱・田茂萢湿原):10月上旬~中旬
*紅葉(奥入瀬渓流・八幡平・岩手山・名無山・硫黄岳):10月上旬~下旬

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