ハンディのちから

ぶらり車いすバリアフリー旅行

バリアフリーな観光地

第一日目(羽田空港⇒松山泊)・車いすで松山を楽しむ

「車いすで松山を楽しむでは、 車いすで「しまなみ海道」を楽しもうと計画される障害者やシニアなどのハンディをお持ちのお客さまの役にたつ、バリアフリーオンリーではなく、非日常を楽しめる千葉市→羽田空港→松山空港→松山市内散策→松山泊のバリアフリー体験情報を、マップ上でご提供しています。
下のマップのNo1〜No4までは第一日目(ホテル椿舘)の旅程図です。
車いすに乗ったままで移動できた交通機関は松山城ロープウェイと松山市内路面電車、車いすを降りて乗車した交通機関は羽田空港行リムジンバスと飛行機と松山空港↔松山市内間リムジンバス、道後温泉駅〜ホテル椿舘は車いす散歩でした。
管理人は、速度は遅いですが、両手杖で約200m歩行できますので、車いす使用時も常に杖を2本携帯しています。そして今回も、リムジンバスの乗降車及び飛行機内の移動は両手杖で歩行しました。

羽田空港→松山空港間を飛行機で移動

完全車いす使用者がこの間を移動するとなると、羽田空港行リムジンバスの区間は電車を、飛行機内は「機内の座席近くまで車いすを利用し、車いすからの乗り降りが容易に行えるように通路側で肘掛けの上がる座席」を、松山空港↔松山市内間リムジンバスの区間は一部低床バスが運行している路線バスを、利用すれば移動できます。
因みに、羽田空港までの区間はリムジンバスですと1時間ちょっとですが、電車ですと乗り換えが2〜3回あり 1時間40分位かかります。
松山空港の場合、リムジンバスと路線バスのバス停が並んであります。管理人がバス停に着いたときに、路線バスのバス停に止まっていたバスはノンステップバスではありませんでしたので、やり過ごしました。20分後に来たバスは低床バスでした。両方のバスの出発時間が14時10分でしたので、速く着くリムジンバスを利用しましたが。

松山市大街道を散策

松山空港から大街道に移動して松山市大街道を散策しました。大街道バス停に着くと、運転手さんが高速バスのトランクから車いすを降ろしてくれました。運転手さんが「どこへ行くのですか」を尋ねて、親切に道順を教えてくれました。
バス停を降りて、少し歩いて左に曲がり、ロープウエー通りに入りました。ロープウエー通りは緩やかな坂道の昇りとなっていますが、車いすを自走で移動しました。数軒のお店に立ち寄った後に、松山城ロープウエー駅に向かいました。
松山城ロープウエーは山麓駅から長者ヶ平まで運行されています。長者ヶ平までは車いすで行くことができますが、そこから松山城までの道は勾配がきつく車いすで行くことができませんでした。
  1. 障害者手帳等を持っているので、東雲口駅舎1階の自動券売機でなく、カウンターで無料の手続き。
  2. ロープウェイ乗り場は駅舎の3階にあるので、エレベーターにて3階へ。
  3. ロープウェイ乗り場に到着。ロープウェイの床と乗り場はほぼ水平のために、スロープは渡さずにそのまま乗車。
  4. 所要時間は約3分で長者ヶ平に到着。長者ヶ平に茶店や車いす対応トイレもあり

路面電車で大街道から道後温泉駅へ

大街道から道後温泉駅へは路面電車で移動しました。
松山の路面電車は完全なバリアフリーではありませんでしたが、停留所と車両を選べば、車いすで乗降車できます。
停留所のプラットフォームは十数cm立ち上がったアイランドになっていますが、路面からのスロープがある停留所とない停留所があります。幸いにも、大街道停留所はスロープがあり、バリアフリーでした。
一方、最初に着いた路面電車はステップがある「バリアフリーでない車両」でしたが、運転手さんが「バリアフリー車両がいつ来るか」問い合わせてくれた結果、つぎの電車がバリアフリー車両であることが分かり、待ちました。
バリアフリー車両はステップが自動で折りたたみできる最新の車両でした。

道後温泉駅からホテル椿舘へ

道後温泉駅からホテル椿舘へは、車いすを自走で行く予定でしたが、予想以上に傾斜が厳しかったです。
道後温泉駅からホテル椿舘までの水平距離は約800m、道後温泉駅とホテル椿舘の標高差は約20mです。また、道後温泉本館からホテル椿舘までの水平距離は約300m、道後温泉本館とホテル椿舘の標高差は約15mです。
道後温泉駅からホテル椿舘までの平均勾配は約2.5%、道後温泉本館からホテル椿舘までの平均勾配は約5.0%です。
流石に、道後温泉本館からホテル椿舘までの移動は、妻に車いすを押してもらいました。
そして、翌朝の下りは怖くなったので、ホテル椿舘の送迎車で道後温泉駅まで送ってもらいました。

ホテル椿舘のバリアフリー

ホテル椿舘のトリプルルームはバリアフリー対応になっていました。車いすでも、部屋の中を行き来していただけるよう広々した部屋で、バス・トイレに関しても、車いすで行き来できる広々サイズとなっていました。バスルームの入り口は平坦で、両開きのスライドドアで幅も十分な広さでした。
また玄関~客室、客室~お風呂・食事会場まで段差がなくスムーズに移動できました。ただし、大浴場の入口には15cmほどの段差がありました。大浴場の浴槽入口には手すりが付いており、シャワーチェアが常備されていました。 管理人は、シャワーチェアを左手に、2本杖を右手に持って、大浴場入口から大浴場の浴槽入口まで、約10mを安全に歩行できました。

第一日目(ホテル椿舘)の旅程図

第一日目(ホテル椿舘)の旅程図です。様々な移動方法のバリアフリー度や管理人の車いすの扱い方をご覧ください。スマートフォンで閲覧される方は「横」にして下表を御覧ください。
  
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