ガーデニング＆園芸

草花

「ゼラニウムの園芸品種」では、南アフリカを原産国とする野生種を品種改良して生まれたゼラニウムの園芸品種は、5つのグループに分けることができます。ゼラニウム系（ゾナル・ハイブリッド系）・ペラルゴニウム系（グランディフロルム・ハイブリッド系）・アイビーゼラニウム系（ペルタツム・ハイブリッド系）・センテッドゼラニウム系（香料用ゼラニウム系）・その他の原種系です。

ゼラニウム系

ゼラニウム系（ゾナル・ハイブリッド系）：単にゼラニウムと言うとこのグループを指します。ゼラニウムは温度などが開花に適した環境にあれば周年開花する四季咲き性で、葉は縁が滑らかで少し丸いく、葉3枚につき1本の花芽が付きます。

ペラルゴニウム系

ペラルゴニウム系（グランディフロルム・ハイブリッド系）：深く切れ込みが入った葉の縁はギザギザがあります。葉色は鮮やかな緑色で、花は大きくてブロッチが入るものが多く一季咲き、葉は縁に細かい切れ込みがありフリル、葉1枚につき1本の花芽が伸びます。

アイビーゼラニウム系

アイビーゼラニウム系（ペルタツム・ハイブリッド系）：アイビーの葉に似て、革質で光沢のある葉が特徴で、蔓状の茎は下垂しています。一般のゼラニウムにあるくせのある『匂い』がない。這う性質があるにでハンギングに最適。

センテッドゼラニウム

センテッドゼラニウム系（香料用ゼラニウム系）：茎と葉に良い香りがあり、香料用にも栽培されるゼラニウムのことです。ローズゼラニウム・チョコミントゼラニウム・レモンゼラニウム・シナモンゼラニウム・ルナッツゼラニウムなどが知られています。

その他の原種系

前記の4品種に属さないもので、インクラッスムやヴィオラレウムなどがあります。インクラッスムはフウロソウ科半耐寒性多年草で、派手なゼラニウムは初夏から秋までは落葉して休眠する球根ゼラニウムで屋外の軒下で越冬します。春の一季咲き性です。