ガーデニング&園芸

ビデンスは周年鑑賞できる

「ビデンス」は、5〜10月・12月~5月・3~6/9~11月・四季咲きの開花品種を上手く組み合わせると、自然生育環境でも、周年ビデンスの花を観賞することができます。
園芸やガーデニングで花を育てることが好きでない方でも、長持ちする鉢花はとても嬉しい贈り物になります。

ビデンスとは

現在栽培されているものは、主にフェルリフォリア種とラエビス種の2種です。 フェルリフォリア種はメキシコ原産で茎が立ちあがるものと這うように伸びていく2タイプがあります。コスモスに似た5枚の舌状花を持つ黄色い花を咲かせます。開花時期は主に夏から秋ですが、暖かい地方では真冬を除いてほぼ周年花を咲かせます。 ラエビス種はフロリダやテキサスが原産で5枚〜8枚の舌状花をもった黄色い花を咲かせます。開花期は主に秋〜冬で、コスモスに似た花を冬に咲かせるということで「ウインターコスモス」の名前で普及しました。現在ではフェルリフォリア種もその名前で呼ばれることが多く「ビデンス=ウインターコスモス」のような感じで流通しています。(ヤサシイエンゲイ)
花の持つ香りや自然の中で生きる可憐な姿から受ける印象などを言葉にし、花を渡すことで感情を伝える手段として「花ことば」が作られたと言われています。
「淡い恋」・「もう一度愛します」・「調和」・「真心」など、ひたむきなものや健気な意味を表しています。由来はその咲き方や似ている「コスモス」から取ったものです。

ビデンスの品種

園芸種ではコスモスが咲き終わる秋から冬にかけて咲くウィンターコスモスとも呼ばれるラエビス種や、霜の降りない地域では花が周年咲き園芸品種が豊富にあるフェルリフォリア種等があります。
一般的には夏に強く低メンテナンスで育てられますが、品種によって耐寒性は異なりますので、耐寒対策に注意が必要です。また多年草ですが短命な事があります。
さらにビデンスの品種の特徴が花色です。ビデンスの花色は殆ど黄色ですが、白色・赤色・ピンクがわずかにありますので、お探しください。
最後は草丈です。ビデンスには60cm以上になる高性種と20cm前後の低性種があり、前者は花壇の後ろに、後者は花壇の縁やグランドカバーとして活かせます。

ビデンスの開花期

ビデンスの開花期は5〜10月・12月~5月・3~6/9~11月・四季咲きの概ね4種類あります。これらの原因は品種により耐寒性と耐暑性が異なることに起因しています。
ビデンス品種ページでは12園芸品種をご紹介していますが、これら12園芸品種を上手く組み合わせると、自然生育環境でも、周年ビデンスの花を観賞することができます。
右の写真は12月~5月に開花する品種ですが、12月~1月に開花し、2月~3月は休み、4月中旬からまた咲き始めています。後ろは茗荷の新芽です。

ビデンスを楽しむ

園芸種のビデンスの観賞期はおおむね周年ですが、「ビデンスを長く楽しむ」には、「適切な育て方をすること」なしにはできません。
適切な育て方をするためには、
  • その繁殖力と品種毎の耐寒性を知り、手入れを行います。
  • 鉢で育てるか、地植えで育てるかによっても手入れ方法が異なります。
  • 基本的には日当りが良く、水はけがよい土壌を好む。
  • 鉢株の更新は毎年必要。
  •  
  • アブラムシなどの害虫を駆除。
などに注意して栽培しましょう。
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