ガーデニング&園芸

菊(キク)は楽しむのも贈り物にもよし

「菊・キク」では、 エキナセア・源平小菊(エリゲロン)・秋明菊・寒菊・夏菊・ざる菊・ボサ菊・スプレーマム・ポットマム・クッションマム・ドーム菊等などガーデニング愛好家が園芸品種として栽培している菊・キクをご紹介しています。
園芸やガーデニングで花を育てることが好きでない方でも、長持ちする鉢花はとても嬉しい贈り物になります。

菊(キク)とは

菊・キクの花は日本の『国花』です。菊のご紋といえば天皇家以外には使ってはならない家紋になっています。
菊の成長の四季は稲の成長と同じで、春に植えて、秋に品評会などを行って総括を行います。秋が深まると、日本の各地で菊まつりが行われています。有名な菊まつりと言うと、北海道では最大級の菊花展が「北見菊まつり」・国内最大の菊人形展と知られる「二本松の菊人形」・皇室ゆかりの菊の伝統美を観ることができる「菊花壇展」・菊の種類、数量とも日本最大を誇る「日本菊花全国大会 」などがあります。
管理人も毎年近くの花の美術館で開催される菊まつりを楽しんでいます。
菊・キクの花色は、豊富で、ピンク、黄、白、赤、橙、複色があります。日本は秋になると街のいたる所で菊・キクの花を見ることができます。自然生育の菊・キクの花は秋によく見られるために、秋の花と思われがちですが、いろいろな開花期の品種を組み合わせて栽培すると、2〜4月を除いて9か月は観賞できる花です。
花の持つ香りや自然の中で生きる可憐な姿から受ける印象などを言葉にし、花を渡すことで感情を伝える手段として「花ことば」が作られたと言われています。
菊・キクの花言葉はたくさんあり、花色ごとにも変化があります。
  • 全体:「高貴」「高尚」「高潔」「私を信じて下さい」「女性的な愛情」「清浄」「破れた恋」「真の愛」
  • 紅色:「愛情」
  • 黄色:「高潔」「ろうたけたる思い」「わずかな愛」
  • 白色:「誠実」「真実」
  • スプレーギク:「私はあなたを愛する」

菊(キク)の品種

江戸時代に発展した日本の菊文化は、多くの品種が育成され、栽培方法の多様さが他の花には見られない特色といえます。菊人形を始め、 大菊の花壇、千輪仕立など、いろいろな仕立て方が江戸時代に開発され、秋には各地で菊花展が開かれ現在にも引き継がれています。
観賞菊は花の直径が18cm以上の大菊や花径が9cmから18cmの中菊、花径9cm未満のものを小菊と呼ばれていますが、普通に栽培されている菊・キクの花の大きさは5cm程度までです。
ここ数年管理人がハマっている「ざる菊」は従来の菊とは、つぎのような違った特徴があります。
  1. 株の直径50Cmから100Cm位、高さが50Cm程あり、地面にざるを伏せたような形で、枝は地際からも出て茎全体が花で覆われる。
  2. 一株の苗から成長につれてどんどん枝分かれをし、最終的に分かれた枝の先端に花を付け、敵芯などの仕立て作業が必要ない。
  3. 1株に着く花の数が多く、一説によると、名人が栽培すると1株1000本から2000本の小菊が着くという、管理人はまだ1000本にも届かないが。
  4. 苗が園芸店やホームセンターで販売されていない。専門の栽培者から取り寄せるか、自分で冬至芽から苗作りをする以外にない。
そこで、このページでは、ガーデニング愛好家が園芸品種として栽培している品種(エキナセア・源平小菊(エリゲロン)・秋明菊・寒菊・夏菊・ポットマム・スプレー菊)・ざる菊をご紹介しています。

菊(キク)の開花期

一般的に菊は秋に咲く花で、短日性植物であります。自然に生育している菊は開花時期によって夏菊、夏秋菊、秋菊、寒菊(夏咲き5~7月、夏秋咲き8~9月、秋咲き10~11月、寒咲き12~1月)と分類されます。
しかし、短日化処理などを用いた花芽の分化により、周年供給されています。
このページでは、ご紹介している7園芸品種を開花時期と繁殖時期をご紹介しています。これら7園芸品種を上手く組み合わせると、自然生育環境でも、1年のうち9か月は菊の花を観賞することができます。

菊(キク)を楽しむ

園芸種の菊・キクの観賞期はおおむね10月~12月で、「秋の風情を楽しめるのが特徴の一つです」と言われますが、「菊・キクを長く楽しむ」には、「適切な育て方をすること」なしにはできません。
適切な育て方をするためには、
  • 短日下で花芽が分化し、開花には7℃以上が必要とされています。
  • 生育の適温は7~18℃程度であり、耐寒性に強い。
  • 基本的には日当りが良く有機質に富む肥沃な土壌を好む。
などに注意して栽培しましょう。
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