カトレアのライフサイクル
カトレアの原産地の気候は、雨の多い時期(雨季)と雨の少ない時期(乾季)が交互にやってきます。カトレアは乾季の終わり頃に開花します。開花・結実後、雨季に入ると新根や新芽が発生します。そして半年後に新しいバルブが完成して、そこに花芽が付くライフサイクルを繰り返しています。日本で栽培されているカトレアは春に新根や新芽が発生します。そして半年後に新しいバルブが完成して、そこに花芽が付くライフサイクルを繰り返しています。開花時期は春咲き(3月~5月)・夏咲き(6月~9月)・秋咲き(10月~12月)・冬咲き(12月~2月)がありますが、いずれのカトレアも秋に花芽を付けます。株が成長を止めて完成すると、すぐに咲くカトレアが「秋咲き(10月~12月)」、数カ月経過してから咲くカトレアが「冬咲き(12月~2月)」、半年くらい経過してから咲くカトレアが「春咲き(3月~5月)」です。
しかし、冬咲き(12月~2月)のカトレアは、冬の間の温度が15℃~20℃必要です。冬の夜半から明け方に20℃以上の環境に置くと、蕾が付いてもちゃんと咲きません。