ハンディのちから

健康生活ー歩行補助具

車いすの選び方

「車いすの選び方」では、 車いすを使用してどんなライフスタイルにするか、いつ・どこで車いすを使うか、車いすを使う目的、体に合った車いす、手動自走式車いす・電動車いす、車いすの購入方法などの車いすの選び方に関する情報を提供しています。
私も車いすは必要な症状になってきました。しかし、たくさんの選択肢の中から適切な車いすを購入するのは難しい選択であると、悩んでいます。そこで使用者の観点から車いすの選び方および車いすの性能についていろいろ調べてみました。

ライフスタイル(1)

まず、管理人の経験からお話ししましょう。杖や歩行器で歩くと、行動半径はせいぜい100mしかありません。管理人が人々とのコミュニケーションを楽しめる外出先は、この行動半径内には一つもありません。従って、今のままだと、家に引きこもっているしかありません。
ところが、車いすを使うと、行動半径は飛躍的に広がります。極端に言うと、日本全国どこでも、いや世界中へ出かけることができるのです。
管理人の場合、 車いすを使用してつぎのようなライフスタイルにしたいと考えています。
  • 車いすだけを使って、近隣のコンビニエンス・ストア、スーパーマーケット、図書館、銀行、郵便局、公園へ行って必要な用事を自分一人でまたは介助者(家族)と一緒にする。
  • 車いすと電車を使って、病院、通所リハビリテーションセンター、図書館、美術館、博物館、講演会へ行って必要な用事や人々とのコミュニケーションを自分一人でまたは介助者(家族)と一緒にする。
  • 車いすとその他諸々の交通機関を使って、宿泊旅行を介助者(家族)と一緒に楽しむ。

ライフスタイル(2)

しかし、障害者や高齢者などのハンディの身体状況や周囲の環境は千差万別ですので、車いすを使用してライフスタイルも数えきれないほどあることでしょう。しかし、杖や歩行器での移動から車いすでの移動に変えることによって、病院や施設などの室内、近隣の散策やお使いに於ける自立生活は飛躍的に広がることでしょう。
車いすを購入前に、その車いすの性能評価を移動手段・いす・移乗の視点から見てみましょう。休憩に求められるいすの性能は安楽さ、旅行に求められる車いすの性能は軽量&折りたたみ式のコンパクトさ、食事や勉強や仕事に使ういすの性能はテーブルのすぐ側に座ることなどです。管理人は車いすという「いす」に求める機能を購入前に考えてみることを提案します。

いつ・どこで
車いすを使うか

「いつ車いすを使うか」を大きく分けると、「怪我や病気の間の一定期間、一時的に車いすを使う」、「障害者やシニアなどのハンディのように、これから先ずっと一生涯車いすを使う」などがあります。
「どこで車いすを使うか」を大きく分けると、病院・施設・在宅などの屋内使用と近隣を車いすだけで移動・車で使用先まで運ぶ・交通機関に乗って出かけるなどの屋外使用があります。
屋内使用の場合でも、病院・施設で使う車いすはあまり大きさを気にしませんが、在宅で使う車いすにはコンパクトさが求められます。
屋外使用の場合でも、近隣を車いすだけで移動に使う車いすは重さより操作性を重視した電動車いすも使えます。一方、車で使用先まで運ぶ車いすは後部座席やトランクに入れることができる軽量コンパクト車いすが求められます。

車いすを使う目的

「車いすを使う目的」では、
  • 「歩行や四肢に障害がある利用者が介助を受けて移動する」、
  • 「歩行や四肢に障害がある利用者がコントロール部分を操作し移動する」、
  • 「歩行や下肢に障害がある利用者が手で車いすを移動する」、
  • 「歩行や上肢に障害がある利用者が足で車いすを移動する」、
  • 「片麻痺の利用者が自分で車いすを操作して移動する」、
  • 「車いすに乗って長時間くつろぎたい」、
  • 「車いすに乗って長時テーブルやデスクを利用したい」、
  • 「車いすにのって旅行をしたい」、
  • 「車いすに乗ってスポーツをする」
など、いろいろな車いすを使う目的に関する情報を提供しています。介助者が付き添う場合は「介助者が操作しやすいこと」も考える必要があります。利用者が長時間車いすに乗っている場合は「乗り心地良さ」も考える必要があります。

からだに合った
車いす

良い車いすの条件である、座りやすく乗り心地がいい、ずっこけ座りや猫背などになりにくく姿勢保持ができる、身体状況に合った移乗がしやすい、移動しやすいに関する情報を提供しています。
自分の身体にフィットした、使いやすい、乗り心地のいい自分だけの車いすを選ぶことは重要なことです。自分に合っていない車いすを使っていると、身体に苦痛を与え、車いすに乗ることもいやになってしまい、外出することもできなくなります。最近では車いすの骨格となるフレームから、フットレスト、ホイール、タイヤなどを自分に一番適しているものを選び、自分の車いすをつくる販売店などが増えてきています。

車いすの購入方法

車いすの購入方法は、自費購入・身体障害者福祉法(身体障害車手帳)で車いすの交付を受ける・介護保険のレンタル車いすを使う・社会福祉協議会から借用する・民間のレンタル車いすを使うなどがあります。使用する期間・介護保険の適用状況・借りることができる車いすの仕様などを考慮して車いすの購入方法を選びましょう。

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