購入かレンタルか
身体障害者福祉法(身体障害車手帳)では購入、介護保険ではレンタルとなっていますので、購入かレンタルかを選べるのは自費購入の場合となります。
一度購入した車いすを使い続ければ購入した方がトータル的には安くなります。標準的な車いすは20,000円台で購入できます。
例えば、25,000円の車いすを例にします。標準的な車いすの介護保険のレンタル料金は自己負担額で600円〜800円です(介護保険の全負担額は6,000円〜8,000円)。従って、3年半以上使えば購入の方が経済的になります。
しかし、障害の進行などにより一度購入した車いすが身体の状況に合わなくなり、車いすを買い替えるとなると必ずしも経済的ではありません。
一方、レンタルの場合、概ね1か月単位で車いすの仕様を変えることもできます。従って、障害の程度がまだ固定していない間はレンタル車いすを使用し、長期間使うことができる車いすを選ぶことができる状況になった時点で購入するのがよいでしょう。
修理に関してはそれぞれ対応が異なります。
- 介護保険のレンタルの場合、通常使用において発生する修理や消耗品の交換は無料で対応してくれます。さらに定期的に無料点検に来てくれます。管理人は約4年間の使用で5回交換しています。
- 購入の場合、修理や消耗品の交換はすべて自費負担となります。
- 身体障害者福祉法(身体障害車手帳)の購入の場合、通常使用において発生する修理や消耗品の交換は無料で対応してくれますが、事前申請が必要です。申請が承認されたら、自分で事業者やメーカーに修理を依頼し事後清算となります。なお、身体障害者福祉法(身体障害車手帳)の購入の場合は無料点検がありません。