ぶらり車いすバリアフリー旅行

車いすで乗れる列車

「車いすで列車に乗る」では、障害者やシニアなどのハンディをお持ちの車いすを利用しているお客さまが車いすで列車に乗るために、知っておきたい情報を提供しています。

いろいろな車いす対応

鉄道には、JR電車・JR在来線特急・JR新幹線・私鉄電車・地下鉄・モノレールなどがあります。ここでは列車の種類ごとに、改札-ホーム間の移動・乗車・降車の方法・乗車号車・車いすスペース・座席・多目的トイレ・車内移動の可否について報告しています。          
列車名: 改札-ホーム: 乗車・降車: 乗車号車: 車いすスペース: 座席: 多目的トイレ: 車内移動:
JR電車 主にエレベーター スロープ 車掌乗務号車 概ねあり 特に対応なし 1編成中に最低1両 難しい
JR在来線特急 主にエレベーター スロープ 車掌乗務号車 一部列車にあり 一部列車にあり 1編成中に最低1両 一部列車可能
JR新幹線 主にエレベーター スロープ 車掌乗務号車 基本的にあり 基本的にあり 1編成中に最低1両 一部列車可能
私鉄電車 主にエレベーター スロープ 車掌乗務号車 基本的にあり 特に対応なし 一部電車にあり 難しい
地下鉄 主にエレベーター スロープ 車掌乗務号車 基本的にあり 特に対応なし 基本的になし 難しい
モノレール 主にエレベーター スロープ 車掌乗務号車 基本的にあり 特に対応なし 基本的になし 難しい

特急あずさに車椅子乗車


車椅子乗車する前にする事

改札-ホーム間の移動

鉄道に車いす乗車する場合、駅員さんがいる改札口へ行って、車いす乗車を依頼します。降車駅と中継駅を伝え、駅員さんに指示された場所で待機します。準備が完了すると、駅員さんがホームまで誘導してくれます。
一般的に改札階とホーム階が異なリますのでエレベーターを使って移動しますが、先日利用した門司港駅は改札階とホーム階が地上でした。エレベーターにも、乗降口が同じタイプ・乗降口が反対の側のタイプ・乗降口が左右のタイプなどがあります。特に乗降口が左右のタイプの場合、車いすの操作は慎重に行いましょう。
混雑していたりすると、別の入り口を案内してもらえて、普段入れない場所から、入れることもあります。東京駅で総武線快速から中央線に乗り換えたときのことです。一般の乗客が使う約560mの長い地下通路は使わずに、ホームからエレベーターで地下1階に上がりそこで改札口を抜けて、道路レベルにあるエレベーター(地下1F丸の内地下北口動輪広場前→丸の内北口ドーム前)に乗って地上へ出ます。1Fの降り場から丸の内北口改札に向かうまでに段差がありますが、降りて左手にスロープがあります。そこで再度丸の内北口の改札を通って駅構内に入ります。
車椅子使用者にも十分対応できる駅が増えていますが、車椅子での利用が難しいケースもあります。次にあてはまる場合は事前に乗車ができるかどうかを確認すると良いでしょう。車椅子のサイズが大きい場合・利用駅が地方の路線や無人駅などの場合・ハンドル形電動車椅子の場合等です。
  

乗車・降車方法

常時スロープ フルフラット
常時スロープ フルフラット
日本の鉄道の乗車口とホームの間にはほとんど段差があり、一般的には一人で車いす乗車をすることはできません。ほんとんどの駅で、人手による渡し板介助で対応しています。
ホームにスロープを常設して、段差解消をしている「大阪モノレール」などもあります。車いすにそのまま乗ってきます。空港につながっているので、スーツケースの乗客も多いです。大阪市営地下鉄の長堀鶴見緑地線・今里線・千日前線の全駅にホーム柵とともに設置されているスロープは各車両扉に常設されており、どの車両にも乗ることができます。
福岡市営地下鉄七隈線では日本で初めて、完全フルフラットを実現しています。ホームも傾斜がなく平らです。

車いすスペース

 
車いすスペース1 車いすスペース2
車いすスペース1 車いすスペース2
普通列車の一般席の場合は上図の様に床の色を変えたり、文字で識別できます。また、窓側に手すりが設けられています。
 

車いすスペースを更に知る


のぞみの車椅子スペース

車いす乗車するときに気になることの一つが居る場所です。例えば、一番気になるケースは朝晩の通勤列車です。管理人は「極力この時間帯には乗車しない」ことを心がけています。どうしても必要なときは、1本しか運行されていない始発の通勤列車に乗車します。気になる最大の理由は「乗降客の邪魔にならないか」、つぎの理由は「車いすが動かないか」との心配です。大分前ですが、「じゃまだ!」と叫ばれ、車椅子を蹴られた思い出があるからです。
車いすスペースとは車いすがとまることができるスペースです。出入口近くにあります。また、ベビーカーをとめることもできます。車いす乗車の車椅子スペースは一般席(普通列車と在来線特急列車では対応が異なります)・車椅子対応座席・多目的室などがありますが、車椅子に乗ったままのスペースと車椅子のみ置くスペースのタイプがあります。普通列車の一般席の場合は車椅子に乗ったままのスペースがあります。在来線特急列車では車椅子に乗ったままのスペースがなく、車椅子のみ置くスペースがほとんどです。新幹線の場合は車椅子に乗ったままのスペースと車椅子のみ置くスペースの両方があります。  

車いすスペース(移乗席なし)がある列車

 

東海道・山陽新幹線 車いす用フリースペース列車

JR北海道の特急列車(特急北斗・とかち・おおぞら)には車いすのまま利用できるスペースを伴う指定席を設置しております。

車いす対応座席

車いす対応座席 多目的室
車いす対応座席 多目的室
 

特急あずさの車椅子対応座席

 

のぞみの車椅子対応座席

車いす対応座席には、車いすから移乗して座席に座る「車いす対応座席」(移乗席あり)と、車いすに座ったまま利用できる「車いすスペース」(移乗席なし)があります。「車いす対応座席」(移乗席あり)には、隣に付き添いの方が座ることができます。

車いす対応座席がある列車

新幹線または在来線特急列車には、車いす対応座席がある列車があります。車いす対応座席の利用にあたっては、乗車の1カ月前の日の10時から2日前までに、駅の窓口へ直接または電話で申込みの上、申込みした駅にて乗車までにきっぷを買います。乗車の前日または当日においても可能な限り対応してくれますが、満席等で希望の列車に乗車できない場合があります。
スマートEX「スマートEX」では、東海道・山陽・九州新幹線の「のぞみ・ひかり・こだま・みずほ・さくら・つばめ」の車いすスペース(移乗席あり)(B席) 、車いすスペース(移乗席なし)E席)、車いす付添席(A席)の3種類(図を参照)を予約できます。利用期間は通年で、発売期間は「乗車日の1ヵ月前(10:00)から」です。複数種類の座席を予約する場合は、1度に予約できません。 お手数ですが1種類ずつご予約ください。

車椅子対応座席を購入

特急あずさの車椅子対応座席

新幹線車両はバリアフリー法に基づき、車いすスペースを1編成に1カ所以上確保するよう義務づけられている。JR各社によると、新幹線の全車両で基準は満たしています。一部例外があるものの、多くは車いす対応座席と多目的室の2種類を備え、1編成で車いすの乗客2人以上の利用を想定していることが多い。
  

多目的トイレ

多目的トイレ1 多目的トイレ2
多目的トイレ1 多目的トイレ2
 

特急あずさのトイレ

 

のぞみのトイレ

通勤電車など乗車時間が短く、かつ高頻度運転の場合は省略することが出来ますが、そうでない場合は車両に求められる設備の一つが多目的トイレであります。特にバリアフリー法では、トイレについては車いすでの利用を可能とすることが求められています。現行のバリアフリー法では1編成の中に最低1両はバリアフリーに対応する車両が導入されていることが条件です。車いすのまま利用できるスペースの広い洋式トイレの設置が求められています。
このページでは車両を新幹線・在来線特急列車・近郊型車両・通勤列車のタイプに分けて列車の多目的トイレのお話をします。
スマートEX通勤電車とは山手線や大阪環状線を走る通勤電車で、基本的にロングシート(線路と平行に座席が並んでいる)の車両で、JR・私鉄ともトイレ自体がありません。近郊型車両とはクロスシートやセミクロスシート(座席が線路と直角に並んでいる)を導入している車両です。JRの近郊型車両はトイレがあることが多いですが、私鉄ではないことが多いです。車椅子対応スペースがある特急列車や比較的乗車時間が長いローカル路線の電車には、車椅子対応のトイレが設置されていることがほとんどです。多くの新幹線は11号車には車椅子で入れる多目的トイレがあります。 多目的トイレは車椅子対応座席や車椅子スペースや多目的室の近くにあります。

車内移動

車内移動用車いす
JRの一部の列車では、車内移動用に利用できる車内移動用の車いすを設けています。
以下の列車には車内移動用の車いすを備えておりますので、必要なときは車掌さんに依頼します。  
  • のぞみ、ひかり、ひかり レールスター、こだま、みずほ、さくら
  • かがやき、はくたか、つるぎ
  • 〔ワイドビュー〕ひだ、〔ワイドビュー〕南紀
 管理人は先日在来線特急列車ゆふ2号の1号車1C(由布院駅9:07発→二日市駅着11:05の1号車の最後部座席)に乗車しました。途中でトイレに行きたくなりました。2号車にトイレがあるので、両手杖で車内移動を始めましたが、自信が持てずに止めました。上記の列車なら、車内移動用の車いすを借用して、移動できトイレに行けたでしょう。
JR北海道の列車のドア幅・通路幅・段差はつぎのリンクをご覧ください。通路幅は46cm〜57cmです。

JR北海道の列車のドア幅・通路幅

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