用途で使い分けるミラーレス一眼・スマホカメラ
管理人はつぎのような写真の用途によって、ミラーレス一眼カメラを使うか、スマートフォンカメラを使うかを判断しています。
- 記録として:街中スナップ・旅先などの風景・ペットスナップ・家族写真・ガーデニングの記録などなど:スマートフォンカメラ
- アートとして:障害者写真展・ポスターなどの展示会などミラーレス一眼カメラ:
- 職業用として:広告用印刷物など:ミラーレス一眼カメラ
ただし、花や動物などの同じ被写体でも、用途によって、ミラーレス一眼カメラを使ったり、スマートフォンカメラを使ったりすることもあります。
簡潔化のために、ミラーレス一眼カメラを使う場合を「フォーマル」、スマートフォンカメラを使う場合を「カジュアル」と表現します。
デジタルカメラはコンパクトデジタルカメラとデジタル一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラに分けられますが、このページでは、ミラーレス一眼カメラを使いたい、こんなホトグラファーに読んで頂きたく記述しています。
デジタルカメラの基本はどんな場所でもどんな時間帯でも優れた画像が撮れ、手に入れやすい価格帯のカメラです。 ミラーレス一眼カメラのレンズはスマートフォンカメラ・コンパクトデジタルカメラのレンズよりも大きく明るく、光を集める能力が高く、暗いところでも撮影を可能にし、撮影可能な領域を拡げます。 また、デジタル一眼レフカメラに近い撮影ができ、価格帯も安くなります。
障害者や高齢者などのハンディにとっては大きくて重いデジタル一眼レフカメラを持つことは大変な作業です。気軽に使える小型・軽量ながらデジタル一眼レフカメラ並みに高画質のミラーレス一眼カメラは、そんなハンディに写真力応援ができるデジタルカメラです。
フィルムカメラの時代の画像の使い方はプリントサービスの店舗にフイルムを持っていき、現像してもらうのに限られていました。 しかし、デジタルカメラの画像は多種多様な使い方ができます。主に「画像データで使う」方法と「印刷物として使う」方法があり、更にその中に色々な方法があります。
ミラーレスで撮れる
ミラーレス一眼カメラで撮れる画像とはどんなものなのでしょうか。
1.
350ppiの単位解像度でもA2プリントは全機種でA1プリントに使える写真も撮れる
2.
背景がよりボケている写真が撮れる
3.
広角や、望遠でいつもと違う写真が撮れる
4.
マクロレンズを使えば普段見ることのできない花や昆虫などの小さな世界を切り取ることができる
5.
ミラーレス一眼カメラを購入する時に悩むことが、大手6社で70機種・130タイプ以上あるミラーレス一眼カメラの中から、ユーザーが購入すべきミラーレス一眼カメラを決めることです。例えば、価格を例に取ると、10万円程度から100万円を超えるミラーレス一眼カメラがあります。ミラーレス一眼カメラメーカーはユーザーをクラス分けして、エントリークラスモデル・ミドルクラスモデル・ハイマチュアクラスモデル・プロフェッショナルモデルの4クラスに分けて開発しています。
6.
超広角レンズ(単焦点・ズーム)・広角レンズ(単焦点・ズーム)・標準レンズ(単焦点・ズーム)・中望遠レンズ(単焦点・ズーム)・望遠レンズ(単焦点・ズーム)・マクロレンズ・高倍率ズームレンズ交換で、同じ被写体でも違う仕上がりになります。
画像データで使う
旅行やパーティーなどで一般の方が写真を撮る場合、殆どの方がスマートフォンのカメラを使われるでしょう。iPhoneの場合、機種によって違いますが、iSightカメラの画素数は200万から4800万画素、FaceTimeカメラの画素数は30万から1200万画素です。4800万画素あれば、「ミラーレス一眼カメラに遜色がない」と多くの方が誤解されています。
その原因は、写真の品質=画素数だと思っているからです。しかし、実際は画素数ではなく、イメージセンサーサイズが重要となります。大半のスマートフォンが採用しているのは、1/2.3型(6.2×4.6=28.52m㎡)と呼ばれる小さなものです。一方、ミラーレス一眼カメラは35mmフルサイズ(855.62m㎡)やAPS-Cサイズ(390.78m㎡)イメージセンサーを搭載しています。それぞれが30倍・13倍もあり、この壁は乗り越えられないでしょう。
30倍の違いですので勝負になりません。
ミラーレス一眼カメラで撮影した画像データはつぎのような使い方ができます。あなたが次の一つに当てはまったら、ミラーレス一眼カメラの使用を検討しましょう!
1.高解像度の写真をテレビや大型モニタで見たい人
2.本格的なホームページのメインビジュアル等として使いたい人
3.トリミングしても使える画像を撮りたい人
4.夜景をきれいに撮りたい人
5.高画質で写真を保存したい人
6.ボケ感のある写真が撮りたい人
7.写真を細かく編集したい人
8.マクロ(接写)撮影がしたい人
9.いろいろなレンズで撮影がしたい人
画像データとして使うユーザーの方は、エントリークラスまたはミドルクラスのミラーレス一眼カメラを使えば、スマートフォンのカメラの写真と違う画像を得ることができます。
印刷物として使う
写真はチラシ、パンフレット、カタログ、ポスターなどの印刷物には、非常によく使われます。使いたいサイズに対して解像度が足りていない場合、鮮明に印刷することはできません。結果として、ぼやけた写真になってしまいます。完全な印刷物に仕上げるための大事なポイントは解像度と画素数に注意することです。
解像度はフルカラー印刷物の場合は300dpi、グレースケールの場合は600dpiあれば鮮明に印刷することができます。それより低い場合はぼやけた印象の仕上がりになるので注意が必要です。画素数とはピクセルやドットの総数を指します。画素数が大きいと、拡大にも耐えうる、より緻密な画像となります。しかし、画像の面積を拡大すると密度が下がるので画質を維持できませんので、画質には前述の解像度も影響します。因みにiPhoneの場合、iPhoneSE以降の背面カメラは1,200万画素です。それであれば、解像度300dpiでA4サイズ相当としてなら使えます。
ミラーレス一眼カメラで撮影した画像データを印刷物にしてつぎのような使い方ができます。
1.人との思い出を楽しみ、共有し、A3〜程度にプリントしたい人
2.A3プリントアウトで展覧会に出品したり、撮影会で競う人
3.トリミングしても使える画像を撮りたい人
4.商品カタログなどに使用する、高品質な写真のクオリティにも耐えうる画像を撮りたい人
商用や大サイズの印刷物データとして使うユーザーの方は、ハイアマチュアクラスまたはプロラスのミラーレス一眼カメラを使えば、スマートフォンのカメラでは得られない画像を得ることができます。