ミラーレス一眼カメラ・レンズキット
ミラーレス一眼カメラの販売形態には、ボディ・レンズキット・ダブルレンズキット(更にレンズキットとズームレンズキット)の３形態があります。プロフェッショナルやハイアマチュアの方は、ボディを購入し、撮影目的に合った交換レンズを購入するでしょう。元々ミラーレス一眼カメラの高級機にはレンズキット販売がありませんので！
初心者はレンズキットを購入して撮影活動を始め、自分に必要な交換レンズが分かってきてから、追加のレンズを購入するのがよいと言われています。しかし、交換レンズは背景をぼかすことができる「単焦点レンズ」や、様々な画角で撮影できる「広角レンズ・標準レンズ・望遠レンズ」、被写体を大きく写せる「マクロレンズ」などをカメラと組み合わせることで、スマートフォンカメラやコンパクトデジタルカメラとは違った構図の写真が撮れるようになります。
さらにレンズキット・ダブルレンズキットのレンズは初心者が使い易く安価な暗いレンズが使われています。背景をぼかしたり、被写体を大きく写せた
スマートフォンカメラやコンパクトデジタルカメラとは違った構図の写真を撮るには不向きです。従って、全くの初心者はキット商品で撮影術を学び、あなたの撮影目的に合った交換レンズを探して追加で購入する方法もあります。それなりの撮影に関する知識・経験があり、動体や小動物などの接写をする方は、ボディと交換レンズを別々に購入しましょう。
イメージセンサー
ミラーレス一眼カメラボデイを購入するときの第一選択肢はイメージセンサー(撮像素子)です。ミラーレス一眼カメラのイメージセンサーは、大きい順に中判型・FLS(35mmフルサイズ型・ニコンFXフォーマットを含む)・APS(ニコンDXフォーマットを含む)・4/3型(フォーサーズ)の4種類です。
フルサイズセンサーはプロやハイアマチュアに好んで使われますが、カメラの価格はそれ相応に高くなり、20〜50万円となっています。そこで、初心者や中級者にはAPS(ニコンDXフォーマットを含む)・4/3型(フォーサーズ)をお勧めしております。価格帯は8〜25万円となっています。
APSモデル・画素数
ここから、初心者や中級者向けAPSモデルについて説明します。画素数は概ね2000〜2600万画素です。注目点は撮影した画像を印刷物として使用する場合です。印刷物として使う場合にチェックが必要な項目は、プリントアウトサイズと印刷線度です。印刷線度を中クラスの230dpi前後で見ると、フルサイズA4プリントで700、A3プリントで1000、A2プリントで2000、A1プリントで3500万画素あれば十分です。従って、A2プリントまでは対応できます。
APSモデル・ファインダーと連写
つぎにファインダーと連写能力が価格に影響し、ファインダーなし・連写能力10コマ未満は約10万円未満、ファインダー236万ドット・連写能力10〜12コマは約10万円台、ファインダー369万ドット以上・連写能力14コマ以上は約20万円越えとなります。
ミラーレス一眼カメラレンズキットの交換レンズは標準ズームレンズ・高倍率ズームレンズ・単焦点レンズとなっています。イメージセンサー(撮像素子)が大きい順に中判型・FLS(35mmフルサイズ型・ニコンFXフォーマットを含む)・APS(ニコンDXフォーマットを含む)・4/3型(フォーサーズ)の4種類です。
- FLS(35mmフルサイズ型・ニコンFXフォーマットを含む)：画素数は2420〜4730万画素、レンズは2.0〜8.0倍(単焦点2セット)・広角側焦点距離は20mm〜28mm・広角側F値は3.5または3.0または4.5及び通しF値が2.8または4.0のズームレンズ及びF値が1.4または2.0の単焦点レンズです。登録価格が約25万円以下は画素数が2600万画素まで・ファインダーが236万ドット、登録価格が約32万円以下は画素数が2600万画素まで・ファインダーが369万ドット、約33万円以上は広角側F値は2.8または通しF値が4.0・ファインダーが576万ドッです。
- APS(ニコンDXフォーマットを含む)：画素数は2088〜4020万画素、レンズは2.5〜8.3倍(単焦点1セット)・広角側焦点距離は24mm〜29mm・広角側F値は2.8または3.5または4.5及び通しF値が2.8または4.0のズームレンズです。価格が約10万円以下は光学ズームが3.1倍以下、約10万円台は光学ズームが3倍以上ですが暗いレンズで連写が10コマ前後、約20万円以上は光学ズームが5.0〜8.3倍以上または広角側F値は2.8または連写が30コマ以上、約30万円越えは4020万画素セットです。
- 4/3型(フォーサーズ)：画素数は2030〜2541万画素、レンズは2.5〜10.7倍・広角側焦点距離は24mmまたは28mm・広角側F値は2.8または3.5または4.0及び通しF値が4.0のズームレンズです。価格が約10万円以下は光学ズームが3倍以下、約10万円台は光学ズームが3倍以上ですが暗いレンズ、約20万円以上は光学ズームが5.0〜8.3倍以上・広角側F値は2.8です。
ミラーレス一眼カメラダブルレンズキットは14機種19タイプをご紹介しています。ミラーレス一眼カメラダブルレンズキットはオリンパス・キャノン・ソニー・ニコン・富士フィルム・パナソニックなどがあります。ミラーレス一眼カメラダブルレンズキットのカメラ本体の画素数は2033〜2610万画素、光学ズームは単焦点および3.0〜5.0倍、液晶モニタは3.0型、ファインダーは236万ドット以下、連写は11コマ以下です。<
ミラーレス一眼カメラダブルレンズキットの付属レンズは標準ズームレンズ・中望遠ズームレンズ・単焦点レンズとなっています。標準ズームレンズ＋単焦点レンズを組み合わせた「ダブルレンズキット」(5タイプ)と標準ズームレンズ＋中望遠ズームレンズを組み合わせた「ダブルズームレンズキット」(14タイプ)があります。
イメージセンサー(撮像素子)が大きい順に該当商品を説明します。FLS(35mmフルサイズ型)はパナソニックのDC-S5IIとDC-S5IIXで、付属レンズは20-60mmf3.5-5.6/50mmf1.8、価格は約30万円です。APS(ニコンDXフォーマットを含む)はキャノン・ソニー・富士フィルムで、付属レンズは15-45mmf3.5-6.3/22mmf2.0がEOS Mシリーズ・その他は標準ズームレンズ＋中望遠ズームレンズ、価格は約10万円台です。DXフォーマットはニコンのZ 30とZ 50で、付属レンズは16-50mmf3.5-5.6/50-250mmf4.5-6.3、価格は約14万円台です。4/3型(フォーサーズ)はオリンパスのEM-10MarkIVとE-PL10で、付属レンズは14-42mmf3.5-5.6/40-150mmf4.0-5.6、価格は約10万円前後です。