吊り鉢(壁掛け)
通常の鉢は地面など低い位置に置きますが、吊り鉢(壁掛け)はワイヤーなどで植物を入れたバスケットを吊したり、半円形の鉢を壁に沿わせて吊るすのが特徴です。
この中に土を入れ、植物を植えていきます。壁掛けタイプもバスケット型と同じくヤシなどの植物繊維が使われているものもありますが、中にはプラスチックや陶器で作られているもの、スリットが入っているものもあります。
壁掛けタイプは完全な円形ではないため、ボウル型のタイプと比べると扱える植物が限られてきます。どちらのタイプにも言えることですが、吊り鉢(壁掛け)は上からではなく横から見ることを想定して作られています。
背が高くない植物を育てるには、非常に適したタイプと言えます。吊り鉢(壁掛け)で寄せ植えをする時は、奥に背の高い植物、手前に低い植物を植えることで、高い位置から吊るしても植物全体を見渡すことができるようになります。
基本的に地面から離れた位置に設置するため、病害虫にかかりにくいのが吊り鉢(壁掛け)の大きなメリットでもあります。吊り鉢(壁掛け)は土が乾燥しやすいというデメリットがあります。