デンドロビウムノビル系の主な種類
デンドロビウムノビル系は、節のある茎状のバルブをほぼ直立に伸ばして生育します。毎年、数本のバルブを伸ばし、節々に花芽をつけ開花します。近年は日本原産のセッコクとの交雑も進み、小型のノビル系も増えつつあります。耐寒性に富み、株そのものが凍らないかぎり枯死することのない丈夫なランです。店頭やインターネットショップでは冬に満開の株が販売されていますが、通常の開花期は春です。栽培法や品種により、落葉してから開花するものと、葉をつけたまま開花するものがあります。
デンドロビウムノビル系の年末のギフト鉢は促成栽培されたデンドロビウムの開花株で少量です。2月~4月頃になると大量に出回ります。栽培用の品種選びは2月~4月頃に行うとよいでしょう。
つぎのような園芸品種があります。
- デンドロビウム・イエロー・ペニー'マーチ'(黄色)
- デンドロビウム・セカンドラブ'トキメキ'(白色)
- デンドロビウム・セカンドラブ'キラメキ'(白色で淵がピンク色)
- デンドロビウム・スーパースター'オリエント'(ピンク色)
- デンドロビウム・スター・サファイア'ルビー'(濃いピンク色)
- デンドロビウム・スターダスト'チヨミ'(黄色)
- デンドロビウム・スターダスト'ファイヤーバード'(オレンジ色:小輪系)
- デンドロビウム・コメットキング'アカツキ'(濃い赤紫色)
- デンドロビウム・スプリングドリーム'クミコ'(濃いピンク色)
- デンドロビウム・スプリングニュース'サトミ'(ピンク色)
- デンドロビウム・ハンビューン・ゴールド'レディ'(白色:中輪系、一斉に咲く)
- デンドロビウム・ヒメザクラ'サノック'(白色:片親はセッコク)
- デンドロビウム・ラッキー・ギャル'エミコ'(黄色+オレンジ色)