デンドロビュームノビル系の置き場
最も大切なことが置き場です。デンドロビウムノビル系が好む環境は、風が通って日光が毎日4~5時間当たる場所です。日照の強さは徐々に慣させた株であれば直射日光がよいでしょう。梅雨の間の長雨は1~2日程度は大丈夫ですが、連続3日以上の長雨は雨避けを行います。デンドロビウムノビル系は強い光線を好みますが、葉焼け防止のために7月~9月中旬の遮光ネットによる30%遮光は必要です。しかし、あまり遮光し過ぎる(50%以上)と花付きが悪くなります。
寒さ(6~7℃の夜間気温に2週間程度 )に当ててから、室内に取り込みます。室内に取り込んでも、暖房や温室内ではなく、日光がよくあたり、明け方の温度が6~7℃の場所で冬越しさせます。日当たりの日中の20℃は問題ありませんが、夜間20℃以上になると開花しないで蕾が落ちます。このことを知らずにコチョウランが好む環境下に置くと、株元や茎から新芽が出てきます。茎から新芽は花芽にならず高芽になります。開花するまでは最低7~8℃必要です。