最も詳しい鹿島神宮を車いすで行く

ぶらり車いすバリアフリー旅行

バリアフリーな観光地

鹿島神宮を車いすで参拝(前編)

「ハンディのちから」の「鹿島神宮を車いすで参拝(前編)」では、新型コロナの感染が続く中、車いすで近隣の鹿島神宮に行っていました。障害者やシニアなどのハンディをお持ちのお客さまが、車いすで鹿島神宮周辺旅行を計画されるときに役立つ最も詳しい情報をご提供しています。
今回の車いすで行く鹿島神宮旅行は往復とも自家用車を使用しました。目的地はパワースポット「鹿島神宮」です。「神宮」と名のつく神社は今ではいくつもありますが、平安時代から伊勢の他に神宮と呼ばれたのは、鹿島神宮と香取神宮だけです。このことはNHKの「ブラタモリ」でも放送されていました。別格の格式を持ちます。また、古くは鹿島神宮とともに、大和朝廷の東国・東北開拓の前線守護の役割でした。

鹿島神宮はバリアフリーを探す

鹿島神宮の神域は東京ドーム15個分に及び、透き通る湧水で禊も行われる御手洗池や鹿園など、多くのみどころがあります。神域内には本殿の外に、数々の境内社・境外の摂社・パワースポットがあります。たくさんお参りしたいスポットがありますが、その多くは坂道・石段・未舗装の狭い道の先にありますが、ほとんどのスポットが車いすでアクセスできます。しかし、多少の注意事項がありますので、このページで車いすでもアクセスしやすいルートと場所をご案内しています。管理人は大鳥居から奥宮は妻に車いすを押してもらいながら、帰りの奥宮から大鳥居は自走で体験しました。
管理人が鹿島神宮にお参りするのは3回目です。前回お参りした時は片手杖で1kmくらい歩けましたが、今は両手杖と車いすを併用する「パートタイム車いすユーザー」です。
管理人は自家用車で行きました。普通車駐車料金¥300を入り口で支払い、第1駐車場の障害者用(Photo01)スペースに車を止めて、休み処「なかや」の脇道(Photo02)を経て、大鳥居(Photo03)まで歩きました。二礼して境内に入りました。
楼門までの参道は、中央に3mほどの石畳の舗装路があり、周囲は砂利引きです。石畳の舗装路はPhoto20にあるように、石畳に数mmの段差があり、車いすが揺れます。管理人のタイヤはノーパンク仕様なのでかなり乱暴な運転をしても大丈夫ですが、空気式タイヤの車いすの方は丁寧な運転が必要です。左手に手水舎(Photo04)が見えてきました。手水舎には車いすでアクセスできます。感染防止対策のためか、柄杓はなく、ヘッダーから流れ落ちる手水でお清めしました。
楼門には段差がありますので、車いすで通るには3つのスロープを超える必要があります。楼門の右側に木製の車いす1台分の幅のスロープが2つ(Photo05)あります。ここを登って、右に曲がり、2つ目のスロープを超えます。左に曲がって3つ目のスロープ(Photo06)を下ります。下りたところが未舗装で砂利引きですので介助が必要です。
楼門を過ぎると、右手に拝殿(Photo07)・本殿・御神木が、左手に授与所があります。拝殿は一段高くなっているので、お賽銭は妻に託して、鳥居の下で参拝しました。
ここを過ぎると、奥参道に導かれる一段高い神域があります。ここには幅が広いスロープ(Photo08)が両側にあります。奥参道(Photo09)は両側を大木で囲われ、神聖な感じが伝わります。通路は砂を押し固めた仕様で車いすも揺れません。ここしばらくは晴天が続いているにも関わらず、車いすの肘掛に砂が溜まっています。雨上がりですと、車いすのタイヤに砂が巻きつくようです。
しばらく進むと、左手の鹿園の脇には、日本の国歌「君が代」に登場する「さざれ石」(Photo10)があります。鹿園の脇を通って回り道をすると、くるまいすでもさざれ石にアクセスできます。
奥参道をさらに先に進む記事は「鹿島神宮を車いすで参拝(後編)」をお読みください。 奥参道から御手洗池と要石に行けないことがわかり(鹿島神宮を車いすで参拝(後編))仕方なく、第1駐車場に戻り、トイレ(Photo15)を済ました。
  
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