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日向から明るい日陰で育つツワブキの栽培

「ツワブキ・栽培」では、 ツワブキの生育環境・ツワブキの置き場・ツワブキの肥料・ツワブキの水やり・ツワブキの植付け・ツワブキの繁殖・ツワブキの病害虫などの育て方などをご紹介しています。

ツワブキの生育環境

ツワブキの生育環境には、置き場・水やり・施肥・植え付け・切り戻しなどの管理が必要です。ツワブキなどの草花を育てていて一番落胆するのは、突然に葉が枯れ落ちるときではないでしょうか。
  • ツワブキ栽培のポイントは 日向から明るい日陰で育てる
  • 春から夏には油かすと骨分配合肥料を、秋には三要素等量かリン酸が多めの緩効性肥料を施肥
  • 鉢植えは毎年、地植えでも3年に1回植え替える
  • 一般的な耐寒性は-10℃ですが、品種によって多少異なる
  • キクスイカミキリ、ヨトウムシ、アブラムシなどの害虫に注意する 枯れ葉取りはこまめに行う
  • ツワブキの品種に従い栽培管理する
です。
  

ツワブキの置き場

ツワブキの置き場の環境で注意すべきことは、日照と冬の土壌の凍結です。
ツワブキ は耐陰性が強いので、日向から明るい日陰で育てます。シェードガーデンでも十分生育します。品種によっては葉焼けを起こしやすいので、日向を避けて栽培する必要があります。
ツワブキ は一般的な耐寒性は-10℃ですが、リュウキュウツワブキなどは3℃以上が必要なので、防寒対策が必要です。従って凍結の心配がある地域で栽培する場合(管理人の地域も霜が降ります)は、鉢植えにして、凍らないように冷たい風や霜が当たらないバルコニーに置いています。
 

ツワブキの水やり

管理人はツワブキを鉢植えと地植えで楽しんでいます。
鉢植えのツワブキは基本的に土が乾き始めたらたっぷりの水を与えています。 葉が生育しだすと土が乾きやすくなります。 冬の休眠期は土の表面が乾いたらたっぷりの水をやります。 凍結しないように、午前中に水やりします。
地植えのツワブキは極端に乾燥していなければ基本的には必要ありません。

ツワブキの肥料

鉢植えのツワブキの肥料は植え付け時に元肥として、 N:P:Kが等量の緩効性化成肥料か油かすと骨分が等量の配合肥料を混ぜ込みます。 生育期(4月~8月)に1回/月の頻度で N:P:Kが等量の緩効性化成肥料か油かすと骨分が等量の配合肥料を与えます。
9月~10月に1回/月の頻度でリン酸が多い緩効性化成肥料を与えます。 斑入り品種は、最初の新芽が成長している間、施肥を控えます。 地植えのツワブキは植え付け時に元肥だけで十分です。
  
 

ツワブキの植付け


ツワブキの植え付けは生育適温から3月下旬~4月頃が安全です。ボリユームのある姿に育てるためにはできるだけ早く植え替えした方が良いでしょう。
鉢植えは毎年、地植えでも3年に1回植え替えます。芽の多い株は植え替え時に、株分けして株を増やしたり、仕立て直しをします。 株分けする時は、1株に3枚以上の葉がついている状態で分けます。しかし、ツワブキの葉のない根茎は捨てずに、小鉢に植え付けておくと、芽が出てきます。
3月上旬〜4月中旬または9月下旬〜10月下旬が適期です。真夏の植え替えは弱るので避けた方がよいです。ツワブキは有機質に富んだ土を好みますで、地植えの土には腐葉土や堆肥を混ぜ込み、鉢植えの用土は赤玉土70%+腐葉土30%や草花の培養土で育ちます。地植えの場合は10cm程度土を盛って植え付けると生育がよくなります。
ツワブキの植え付けのポイントは、水はけのよい用土を使うことです。 草花用や野菜用培養土を使う場合、みじんを取り除いて、赤玉土小粒を半分混ぜます。成長が遅い小型の品種の植え付けは、赤玉土小粒・軽石小粒・鹿沼土小粒を等量ブレンドするとよい。

ツワブキの枯れ葉取り

ツワブキは枯れ葉は取り除いて美観を保ちます。 種をとる目的がないときは、花が咲き終わったら花茎を切り捨て、栄養分を植物全体の生育に回します。
  

ツワブキの繁殖

ツワブキを冬越や夏越しさせ長く生育させることができると、つぎのステップは繁殖になります。管理人は、ツニア・キク・コリウス・サンセベリア・シャコバサボテン・金のなる木・沈丁花・オリズルランなど150ポットを毎年繁殖しています。
ツワブキの繁殖方法は、株分け、種まきです。
ツワブキの株分けは芽が確認できる春の植え付け時に行います。1つの株に3枚以上の葉が付くようにカッターナイフなどで切り分けます。
ツワブキの種は市販されていないので、自分で種取りを行います。

ツワブキの病害虫

ツワブキにはキクスイカミキリ、ヨトウムシ、アブラムシなどの害虫が発生します。
キクスイカミキリとは成虫は体長がおよそ1cmくらいで、細長い小型のカミキリムシです。体全体は黒色で、朱色の斑点と長い触角があるのですぐに見分けることが出来ます。キクスイカミキリに適用のある農薬はありませんが、4月中下旬からスミチオン乳剤1,000倍、オルトラン水和剤1,000倍等を使い、アブラムシ等との同時防除で対処します。1回の散布では防除できませんので定期的に散布します。 アブラムシは体長2〜4mm程度で、3月〜10月(特に4月〜6月、9月〜10月に注意)に主に葉の裏や新梢に発生します。アブラムシは繁殖力が強いのでこまめに確認しましょう。 アブラムシの駆除は早期なら薬剤を散布します。大量に発生してしまったら、被害部分は切り取って焼却処分します。ツワブキ本体は薬剤を散布しておきます。
ヨトウムシは夜行性で4月〜6月、9月〜10月に主に葉を食害します。「葉が透けて見える」状態ではヨトウムシが群生しています。 ヨトウムシの駆除は被害が軽微なら薬剤を散布します。「葉が透けて見える」ほど大量に発生してしまったら、被害部分は切り取って焼却処分します。ツワブキ本体は薬剤を散布しておきます。
ツワブキの病害虫は早期発見に努め、下記の中から3種類の殺虫剤や繁殖力の低下資材を用いて駆除します。ツワブキに限らず発見したらすみやかに園芸用の殺虫剤等で駆除することが大切です。
薬剤名: 画像: テキスト: 用途:
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