動くペットへのピント合わせはスポーツモード

「ペット撮影・スポーツモード」では、キャノン・オリンパス・富士フィルム・ニコン・パナソニック・ソニーのミラーレス一眼カメラで撮影中にカメラを持つ手が動いてしまうことでブレてしまう「手ブレ」の防止について記述しています。
ミラーレス一眼カメラで撮影するときに生じるブレの原因は二つほどあります。一つは撮影中に被写体が動くことでブレてしまう「被写体ブレ」で、被写体が動き回る子供やペットのときに発生しやすいです。もう一つは撮影中にカメラを持つ手が動いてしまうことでブレてしまう「手ブレ」で、遠くのものを撮る場合や暗い場所で撮影する際はブレてしまいがちです。
手ブレを解決するためにはシャッタースピードを速くすることが有効です。その方法にはつぎのようなものがあります。
  • スポーツモードで撮る:被写体に常に動きがともなうスポーツや、早く移動するペットなど(特に被写体が横に移動する場合)の撮影には、スポーツモードがオススメです。自動的にシャッタースピードが速い設定となり、被写体ブレのないピタッと止まった写真を撮ることができます。
  • Tv(シャッタースピード優先)で撮る:シャッタースピードを設定すれば、絞り値などのそれ以外はカメラが自動で調整してくれるモードです。ペットなどを撮影するときブレない高速シャッタースピードに固定して撮影できます。目安として、天気の良い屋外で子どもやペットが走るところを撮るなら1/500秒以下に設定するとよいです。
  • ISO感度の設定を変える:ISO感度を高く設定することで暗い場所でも明るく撮影することができます。ISO感度を上げればシャッタースピードを速くすることも可能です。
  • フラッシュ(スピードライト)を使う:シャッタースピードを速くすることができるので、ブレの発生を抑えることができますが、やみくもに使うと撮りたかった雰囲気と変わってしまうこともあります。

スポーツモードの搭載ミラーレス一眼カメラ

スポーツモードは被写体に常に動きがともなうスポーツや、早く移動するペットなど(特に被写体が横に移動する場合)の撮影にオススメです。 スポーツモードの搭載ミラーレス一眼カメラはつぎのようになっています。
  • キャノン:EOS Kiss M・EOS M200・EOS R・EOS RP・EOS R7
  • オリンパス:EM-5MarkII・EM-5MarkIII・EM-10MarkII・EM-10MarkIII
  • ソニー:α5100・α6000・α6100・α6300・α6400・α6500・α6500・α7・α7II・α7III・α7RII・α7RIII・α7S・α7SII
  • ニコン:Z50
  • パナソニック:AFFとは、シャッターボタン半押しで自動でピントを合わせ、半押ししている間に被写体が動いた場合でも、動きに合わせて自動でピントを合わせなおす機能。動きが予測できない子供やペットに役立ちます。AFCとは、シャッターボタンを半押ししている間、被写体の動きに合わせて常にピント合わせを行います。動いている被写体の場合は、撮影時に予測してピント合わせを行います。スポーツや電車など常に動いている被写体を撮影する時に役立ちます。
  • 富士フィルム:X-A3・X-A5,他の機種はAF-Cカスタム設定【プリセット/カスタム】使い、被写体の特性に合わせ、予めパラメーターが設定されているSET1~SET5(プリセット)、または、自由に組み合わせが可能なSET6(カスタム)を選択可能です。

アグレッシブ動体撮影EOS R7


キャノンのEOS R7は高性能な被写体検出性能とトラッキング性能の組み合わせにより、画面の広い範囲を使って被写体を捉え続ける(AF/AE追従)ことができます。電子シャッター時最高約30コマ/秒の高速連続撮影に対応しつつ、高いピント精度が得られます。画面の隅に被写体を配置する構図でも、高精度かつスピーディーなAFを実行できます。[犬/猫/鳥]の検出が可能で、動物の大きさや向きにかかわらず、すばやく高精度なピント合わせを実現します。被写体が高速で移動するモータースポーツ(四輪/二輪)に有効です。撮影したい被写体に合わせて選択することで、シーンに適したサーボAF特性の設定が行えます。
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