風景を撮る撮影場所を探す

ガーデナーであり、トラベラーでもある管理人の被写体の一つはさまざまな美しい色を見せてくれる風景です。被写体の風景そのものは短時間ではほとんど変化しませんが、いいショットを撮るために、撮影場所とともに天気や日光がどのように作用するかを探る必要があります。光が斜めに差し込む早朝と夕暮れはさまざまな美しい色を見せてくれ、心に響く風景写真ができあがります。日中でもすばらしい写真を撮影することはできますが、雄大な景色を撮影し、より壮大に見せるには光を選ぶことも大切です。
そのためには、現地へ行く前に撮影場所を探し、その撮影場所の天気や撮影地の光線の状態を調査し、目的の写真が撮れる条件を満足する日時を決める方法を解説しています。

撮影場所

管理人の風景撮影は旅行先やハイキングのときになります。その撮影場所は旅先での移動中に見つけた好きな風景や事前に調べた絶景などです。旅先では、田園風景が広がる田舎・高山植物などが被写体になる国立公園・東京や横浜などの近代都市・海と陸地の両方を一緒に写すことのできる海岸部などが撮影には適しています。
それでは事前に写真を撮りたい絶景ポイントを探しましょう。Google Mapで「〇〇〇を□□□から撮影する」などで検索します。例えば、「富士山を千葉県から撮影する」で検索すると、36の候補地が表示されます。富士山を撮影できる公園・タワーや高層建築物・神社仏閣などとともに、写真関連のショップも表示されます。不要な候補地は無視して検索しましょう。
もう一つの方法はテレビドラマやテレビの旅番組のロケ地などで気になった景色をメモしておき、後で調査して写真を撮る方法も使っています。この場合、旅というよりもメモした場所の周辺を散策すると、周辺にも素敵な被写体があることが多く、周辺を含めて写真を撮ります。時間が許す限り気になった場所に出かけ写真を撮っていますが、以前はその場所を特定するのにすごく時間がかかりましたが、現在ではGoogle Mapやロケ地をまとめたウェブサイトなどもあり、場所を特定するのも簡単になり、簡単に行き先を決めることができるようになりました。その場所をじっくり観察し、いろいろな季節にあらためて訪れています。管理人は78才の重度障害者ですが、時間と体力のゆるす限り、これからもたくさんの風景を観たいと思います。
撮影場所を選ぶときは、あくまでも撮るのは公道の上から、私有地に無断で立ち入るのはルール違反です。一般の方の通行の妨げにならないこと、撮影してはいけない区域や立ち入り禁止の場所などを確認することなど、撮影の際は必ず前もって調べマナーを守りましょう。人気のスポットなどで人が多ければ多いほど写真の中に他の人が写り込むことも多々出てきます。可能なら人が少ない時間帯に撮影に行った方がゆっくり撮影する事もできます。

天気や日光

管理人の風景撮影は 車椅子に乗って撮影しますので、晴れの日や曇りの日に限られ、雨の日はほとんど出かけません。しかし、晴れの日と曇りの日でも被写体の表情は変わります。晴れの日は光と影で、力強くハッキリした表現になり、曇りの日は太陽光の影が薄くなるので、やさしい雰囲気になります。一番いい曇りの日は薄ぐもりで特にポートレートや花の撮影に向いています。写真は暗めにと撮らずに明るめに撮りましょう。そして、管理人がほとんど出かけない雨の日はしっとりとした情感あふれる写真が撮れると言われています。さらに、雨の降ったあとや急に気温が下がった時など湿度が高くなる日の大体朝10時頃までか夕方気温の低下時に、あたり一面が白いもやに包まれた霧の日に撮ると、幻想的な世界を撮ることができます。
作品づくりに重要なポイントと一つが、被写体に対してどのような角度で光が当たっているかもとなる「順光、サイド光、逆光」があります。色をしっかり表現するなら順光や曇天がベストです。サイド光や逆光は風景に立体感を出してくれる光線で、朝夕の時間帯に発生します。一般的に逆光は嫌われますが、印象的な写真を撮ることができる機会でもあります。
撮影に出かける前に、撮影地の光線の状態を調べて、最適な時間に撮影地を訪れましょう。こうすれば、「順光だろうと思って撮影地へ行ったのに、正面が真っ黒・・と」といったトラブルも防げます。 そのための手段の一つが「太陽の場所と軌跡」アプリです。このアプリを使うと、季節で変わっていく太陽の位置を確認できます。デバイスを空に向けるとARのようにカメラ画像の上に太陽の位置を表示します。また、GoogleMap上で世界の好きな場所に移動して、その場所での太陽の軌跡を3Dで表示することができます。
ハンディのちから:ハンディ生活にちから(力)になる応援情報サイト内の画像・素材を
無断で複製・転載・転用することはご遠慮ください。
Copyright(C)2005.ハンディのちからAll Right Reserved.