切り取り方
動きを撮ら得る
犬などのペットを撮影するスチュエーションの一つが動いている被写体を撮ら得ることです。動く状態にもいろいろあります。散歩やドッグラン、おもちゃで遊んでいるシーンなどがあります。
犬にとって楽しい散歩中は表情が豊かになります。散歩コースの景色を背景に入れたり、飼い主を一緒に写したりと、屋外ならではのいろんなバリエーションの写真が撮れます。一緒に遊んでいるときの、駆けたり跳んだりといった元気いっぱいの姿を撮影するのもおすすめです。ドッグランは犬のリードを外すことができるので、散歩以上に躍動感のある写真を撮ることができます。ドッグランの場合、遠方からカメラに向かって近づいてくる、横に走り抜けるシーンがあります。犬はおもちゃやボールなどで遊ぶのが大好き! 元気いっぱいの姿を撮ることができます。
キャノンのEOS R7は高性能な被写体検出性能とトラッキング性能の組み合わせにより、画面の広い範囲を使って被写体を捉え続ける(AF/AE追従)ことができます。電子シャッター時最高約30コマ/秒の高速連続撮影に対応しつつ、高いピント精度が得られます。画面の隅に被写体を配置する構図でも、高精度かつスピーディーなAFを実行できます。[犬/猫/鳥]の検出が可能で、動物の大きさや向きにかかわらず、すばやく高精度なピント合わせを実現します。被写体が高速で移動するモータースポーツ(四輪/二輪)に有効です。撮影したい被写体に合わせて選択することで、シーンに適したサーボAF特性の設定が行えます。
ボディ | レンズキット |
| |
Nikon Z 30のハイアングルやローアングルなどさまざまな角度をつけて構図を楽しめるバリアングル式画像モニターは、タッチ操作で露出補正の設定も簡単に、直感的に行えます。画像モニターを自分の方に向けると「自分撮りモード」に切り換わり、自分の表情を確認できるので楽しみながらVlog撮影が可能。自動的に人物やペットの瞳にピントを合わせられます。また、瞳AF/動物AFは動画の自分撮りでも有効なので、ピントに気を使う必要もありません。あなたならではのアングルで、あなたらしい日常をシェアすれば、視聴者との距離も一段と縮まるでしょう。(Nikon HPより)
犬などの動いているペットを撮影するときのミラーレス一眼カメラの機能は露出制御方式・オートフォーカス・連続撮影・アングルなどです。
動き回るペットの撮影のカメラ設定は「絞り優先モード」です。カメラのモードダイヤルは「Av(絞り優先)モード」に合わせます。撮影の結果、もっとシャッター速度を速くしたいときは絞り数値を変えるのではなく、ISO感度を高くして調整します。
遠方からカメラに向かって近づいてくる犬などのペットを撮影するときは、高速連続撮影機能があるミラーレス一眼カメラを使い、AF方式はコンテニュアスAF、AF動作はサーボAFで撮影します。横に走り抜けるシーンを撮影するときは、少し難しいですが流し撮りをします。流し撮りで犬のスピード感や躍動感を表現できます。犬が走る速さにもよりますが、1/100秒前後のシャッター速度で試し撮りするのがコツです。犬がきちんと止まっているか、背景のぶれ具合はどうかをチェックします。
右に左に激しく動く犬などのペットに振り回されず、しっかりフレームに入れて撮影するには、カメラの構え方がとても重要です。ハイアングル、ローアングルの2パターンが代表的な構え方です。ペットを上手に撮るには、ミラーレス一眼カメラの位置をペットの目線と合わせるようにします。人間の目線からペットを撮ると、どうしても見下ろす構図となり、可愛い表情を撮ることが難しくなってしまいます。表情をくっきりと印象づけたいのであれば、ペットと同じ目線でミラーレス一眼カメラを構えることを基本とし、上目遣いを撮りたい場合は斜め上から、表情を力強く撮りたい場合にはローアングルで、というように目線を意識して撮影します。
アップで撮ら得る
床に体をつけてフセている状態の犬は、リラックスしているので穏やかな表情を撮ることができます。動きも止まっているのでぶれにくく、構図を吟味して撮ることができます。待ての状態や横になっている状態など、ペットがじっとしているときの撮影には「絞り優先(A/Av)モード」がおすすめです。絞り優先モードは、ボケを左右するF値を自分で決められるモードです。
管理人の家族の芝犬の「チャコ」の居場所はソファの一角です。ここに誰か座ろうとすると自分の場所であることを主張します。「チャコ」はしっぽの動きや目で自分の気持ちを表します。しっぽが上がっているときはうれしいとき、しっぽが下がっているときは緊張や怯えているときです。しっぽを撮って犬の気持ちの写真を残しています。
しっぽ以外にも鼻や口、手足や肉球、耳など体の一部分を主役にして撮影した写真もいいですよ。
顔の表情も面白くかわいい被写体です。犬は自分が大好きなことをしているときに「笑顔」や「真剣な表情」になったりすると言われています。撮影する前に、犬が大好きな遊びをさせてスキンシップをしてから撮影し、いい表情が撮りやすくなります。
お気に入りのソファでのリラックスした表情
近くの公園で散歩しているときのワンカット