鑑賞園芸的に和菊、園芸品種に洋菊の菊の品種
「菊(キク)の品種」では、 開花時期によって夏菊、夏秋菊、秋菊、寒菊に分類されたり、大菊(大輪菊)・中菊(中輪菊)・小菊(小輪菊)など花の大きさによって分類される園芸品種などもある菊(キク)の品種を選ぶことができます。
一般的に菊は秋に咲く花で、短日性植物であります。自然に生育している菊は開花時期によって夏菊、夏秋菊、秋菊、寒菊(夏咲き5~7月、夏秋咲き8~9月、秋咲き10~11月、寒咲き12~1月)と分類されます。しかし、短日化処理などを用いた花芽の分化により、周年供給されています。また、日本で観賞用多年草植物として発展した系統、品種群を和菊と呼び、西ヨーロッパに渡り育種されて生まれた系統、品種群を洋菊と呼んで分類もしています。一般に洋菊のほうが丈夫です。鑑賞園芸的には和菊、園芸品種には洋菊が中心に栽培されています。さらに、花の大きさによって、大菊(大輪菊)・中菊(中輪菊)・小菊(小輪菊)に分類されます。
- 大菊(大輪菊)は通常一茎に一輪を咲かせるように摘芯することが多く秋の花展によく出展されているもので厚物と管物系があります。
- 中菊(中輪菊)には嵯峨菊や江戸菊、伊勢菊のような伝統的な系統のものです。
- 小菊(小輪菊)は花色豊富で一重咲き八重咲き、丁子咲き、ボンボン咲きなどがあります。