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バスボードの安全と脱着し易さの検証

バスボードの安全と脱着し易さという一見矛盾した問題があります。バスボードの取扱説明書を読むと、ストッパーが浴槽の内壁に当たっていることを確認し、ストッパーを締め付けると記述されています。一方、浴槽に入ったら、自分か介助者がバスボードを外して浴槽の外に置きと、浴槽の全スペースを使うことができると、この使い方を推奨しているメーカーもあります。管理人は長年バスボードを使っていますが、取扱説明書どおり設置すると、簡単には取り外せないどころか、動きもしません。
そこで、バスボードのストッパーについて記述します。ストッパーで注目すべき点は、操作ができる面・ストッパー形状・締め付け&解除方法・ストッパー高さの4つです。

操作ができる面

一つ目は多くのバスボードのストッパーの締め付け&解除はバスボードの裏面で行うようになっています。しかし、裏面で行うということは、浴槽に入る必要があるということです。障害者や高齢者がそのために浴槽に入れますか。ボードをひっくり返さずに上面から、締め付け&解除が行えるバスボードは1/5くらいでしょうか。

ストッパー形状

バスボードを浴槽にしつかり固定するためにストッパーが2列あります。各列の両側に平板型または円柱型のストッパーが付いており、一定の範囲でスライドします。この機構で取り付け可能な浴槽の内寸を拡大できています。

締め付け&解除

バスボードのストッパーは一定の範囲でスライドしますので、設置するときはその位置でストッパーが固定され、取り外すときはストッパーを緩める必要があります。ストッパーの締め付け&解除の方法は、円柱の底のネジを回す・円柱を回す・ツマミを回す・レバー上げ下げするなどの方法があります。

ストッパー高さ

バスボードのストッパー高さは概ね6〜7cm程度です。浴槽の上縁の形状は下図の5例のよになっています。「例3」はほとんど問題ありませんが、その他の例の場合、上縁の細い先端ではなく、太くなった部分に押し当てて固定しますので注意が必要です。

15種類のバスボード

見出し略称説明:浴小は浴槽内壁にストッパーをセットできる最小内寸(cm)、浴大は浴槽内壁にストッパーをセットできる最大内寸(cm)、浴縁幅はバスボードが上縁と接する幅(cm)、浴槽幅はバスボードが2cm吐き出ない浴槽の幅(cm)、奥スは奥側のストッパー列位置(cm)、手スは手前側のストッパー列位置(cm)です。
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