バスボードが使える
浴槽のサイズ
バスボードが取り付けられる・使える浴槽か否かを判断する基準は形状とサイズがあります。このページではサイズについて記述しています。バスボードを安全に使うためには、使用者がハンドルを掴んだり、座ったときにずれたり外れないように、しつかり固定することが求められます。
しつかり固定できるバスボードの条件は、本体幅・奥行き・ストッパーの幅や位置などです。バスボードは浴槽両側上縁に載せます。
一つ目は浴槽両側上縁の形状です。浴槽両側上縁の形状はメーカーにより異なり、下図の例1〜例5などようにかなりの種類があります。多くのバスボードは浴槽両側上縁の平坦な幅が3〜4cm以上あることを求めています。例3以外は浴槽内面側の狭い上縁の高さや傾斜も安全に関わりが生じます。
バスボードの外幅&内幅
つぎは浴槽両側上縁外側間の距離です。例えば幅が76cmのバスボードを対象に検証しましょう。このバスボードが使える浴槽幅は72cm以上となっております。つまり、浴槽の真ん中に渡したとして、両側にそれぞれ2cm吐き出る寸法です。それ以上突き出ると、座った時にバスボードが跳ね上がってしまう危険があるからです。
また、ストッパーを浴槽の内壁に密着させて固定させるために、浴槽の内寸は56〜69cmと指定されています。最大の69cmは浴槽幅は76cm、浴槽上縁幅3.5cmでピッタリ収まる場合です。最小の56cmは内壁にカーブなどがあり、浴槽幅が最大10cmあっても収まります。
ストッパーの奥行き位置
バスボードのストッパーは奥行きが28〜40cmの本体の中に2列あります。スクエア浴槽(角槽)の場合はほとんど問題になりませんが、ラウンド浴槽の場合は、特に奥側のストッパー列の位置が問題になります。
スクエア浴槽(角槽)
ラウンド浴槽
多くのバスボードの奥側ストッパーは本体の奥縁から10cm以内にあります。上のラウンド浴槽でわかるように、その位置の内壁は半楕円形になっており、最低必要な浴槽内寸を下回ります。