iMac24型M1チップの仕様評価

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iMac24型M1チップの仕様評価

2021年4月に、従来の21.5インチモデルが前世代モデルとなる24インチモデル(実際の表示エリアの対角サイズは23.5インチ)が発売されました。このサイズはテレワークで使われる外部ディスプレイに多く、デスクトップPC向けとしては人気ですが、iMacでの採用は初となります。
管理人は2代目のiMacを6年以上使っているので、そろそろ買い替え時期です。是非とも購入したいです。そんな訳で、新しい24インチモデルを評価してみたいと思います。

外観(フォルム)

24インチディスプレイを搭載し、薄さはわずか11.5mmで、裏面は楕円形でなく平面です。エッジのフォルムはiPhone 12シリーズやiPad Proを思わせます。また、8コアCPU7コアGPUモデルはブルー・グリーン・ピンク・シルバー、8コアCPU7コアGPUモデルはブルー・グリーン・ピンク・シルバー・イエロー・オレンジ・パープルの豊富なカラー展開です。M1チップの採用などiMacのイメージを大きく変化させる1台となることが予想されます。

CPU

前世代モデルがIntelの第7世代Core i3(4core)・Core i5(2core・4core)に対して、新しい24インチモデルはApple 8コアCPU7コア M1チップまたはApple 8コアCPU8コア M1チップです。 マシンパワーは、基本的には「値段が高いほどiMac高性能」です。CPUベンチマークで、スコアが5000前後であれば、日常の作業も軽快に行えます。
・Intel Core i5-7360U @2.30GHz:4,267 ・Apple 8コアCPU7コア M1チップ:14,872 この点で言えば、「最安」の21.5インチiMacは「ギリギリ」その水準、24インチは、スコア10000以上で、動画編集などハードに使える水準です。Apple M1 3.2GHzチップはメモリ・GPU・その他の機能と統合されたSOC(System-on-a-chip)です。CPU部分だけみても、独自の仕組み(機械学習を処理するニューラルエンジンなど)も備える「ハイブリッド」型です。
Apple M1を搭載した24インチは、iPhoneアプリ(iOSアプリ)がそのまま動作します。ただ、全てのアプリが起動できるわけでなく、Google・マイクロソフトなど、(特にMac専用の有料アプリがある製品は)、非対応アプリもあります。2020年までに販売されている多くの既存のアプリは、Intel社製のCPUを前提に作っているため、Apple M1搭載機で利用する場合、Rosetta2というAppleの変換プログラム(エミュレータ)がMac OS11上で動作し、利用できるようにします。
また、Apple純正アプリやブラウザをはじめ、Adobe・Microsoftアプリについては、すでに、Apple M1環境にネイティブで対応しています。基本ソフトだけを利用する方やiPhoneアプリを利用したい方については、Apple M1搭載機は、従来よりパフォーマンスを発揮しやすい。

グラフィックス

前世代モデルがIntel Iris Plus Graphics 640・Radeon Pro 555X・Radeon Pro 560Xに対して、新しい24インチモデルのGPU(グラフィックス)は、M1プロセッサ、CPU統合型GPUです。
下位機種のみ7コアで、上位機は8コアになります。M1プロセッサは、CPU部分は(MacBookなどを含め)現状単一グレードですが、搭載GPUのコア数では差はあります。いずれも、統合型GPUとしては優秀です。

ストレージ

前世代モデルが全て256GB SSDであったのに対して、24インチは、下位・中位機種が256GB SSD、上位機種が512GB SSDとなっています。前世代モデルのオプションがFusion DriveまたはSSDであったのに対して、24インチはすべてSSDとなっています。SSDも「世代」で速度が異なりますが、24インチは最大3.4GB/sであり高速対応です。

メモリ

前世代モデルが8GB 2,133・2,400・2,666MHz DDR4メモリであったのに対して、24インチは8GBユニファイドメモリとなり、CPU・GPUと統合されたユニファイドメモリとなるため、増設には非対応です。 ただし、当該メモリはSOC化され「パイプも太い」ので、インテル系CPU時代とくらべ、「多くのメモリー量は不要」と言えます。前世代モデルのオプションは下位機種が16GBに変更可能、中位・上位機種は16GBまたは32GBに変更可能であったのに対して、24インチのオプションは16GBユニファイドメモリに変更可能のみです。

ディスプレイ

前世代モデルが全て21.5インチLEDバックライトディスプレイ(1,920x1,080ピクセル)またはRetina 4Kディスプレイ(4,096x2,304ピクセル)であったのに対して、24インチは24インチ4.5K Retinaディスプレイ(4,480x2,520ピクセル解像度、218ppi、十億色対応、500ニトの輝度、広色域(P3))となっています。下位機種は大幅なスペックアップとなり、目が疲れやすい方や、老眼世代の方にもオススメできます。

ネットワーク

前世代モデルのネットワークが全てIEEE 802.11ac/a/b/g/nWi-Fiワイヤレスネットワーク接続であったのに対して、24インチは全てIEEE 802.11ax/a/b/g/nWi-Fi 6ワイヤレスネットワーク接続となっています。ただし、下位機種には有線LAN端子がないです。必要な場合は、USB-Cからの変換アダプタを使うか、CTOでオプション購入になります。
Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)は2019年にはじまった、Wi-Fiの新しい業界規格の名前です。従来規格では、速度が速い5GHz帯(11ac)にアンテナを4本搭載する高性能ルーターでも、最大1733Mbps(約162メガバイト/秒)が限界でした。しかし、これだと、4K・8K時代の超高速通信には耐えられません。しかし、理論上ですが、現状の最大値は4804Mbps(600メガバイト/秒)で、Wi-Fi6は最大で9608Mbps(1201メガバイト/秒)まで速度が出せるようになります。
Wi-Fi6は(現行モデルでも)アンテナは8つ制御でき、8台の機器にそれぞれアンテナを振り分けられます。従って、5台を超えるような相当な多数接続の環境の場合、回線の安定性に寄与させることも可能です。
メリットがあれば、デメリットもあります。それは価格が相当割高な事(2万円-6万円)とWi-Fi6に対応するスマホ(iPhoneはiPhone11以降の機種は対応)・PC(MacBookはApple M1プロセッサ搭載型から・Microsoft Surface2020年以降ノートPCから対応)が、必ずしも多くない点です。
  ユーザー別使い分け:3DKクラスのマンションや一軒家でも、一般的な1Gbps程度の光ファイバー回線を利用中の方は、確実にオーバースペックで、スマホでは効果がありますが、動画視聴をふくめて、一般家庭でこの速度は基本不要です。Wi-Fi6の使用でメリットがあるユーザーは、家庭内で完結するネットワークの高速化・最大2Gbps以上のギガビット回線契約者・Eスポーツのプレーヤー・トレーダー、高度なNASユーザーでしょう。

サイズと重量

前世代モデルのサイズと重量は45.0x52.8x17.5cmと5.44kgであったのに対して、24インチのサイズは46.1x54.7x14.7cm、重量は約4.46kgです。
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