車椅子で乗車の問題点
ニッサン セレナX DAA-GC27はJPN TAXI(ジャパンタクシー)に比べてつぎのような長所があります。
- JPN TAXI(ジャパンタクシー)の欠点の一つが乗り込み時間の長さです。
2019年2月までの車両は約5〜9分、2019年3月以降の車両は約4〜8分、2019年3月以降の車両で電動車椅子は約6〜12分かると、言われていますが。ニッサン セレナX DAA-GC27は約3分と、言われています。
- JPN TAXI(ジャパンタクシー)とニッサン セレナX DAA-GC27は乗り込む方向が違うことによる優劣は2点あります。ニッサン セレナX DAA-GC27は後部乗り込み、JPN TAXI(ジャパンタクシー)横から乗り込み。一つ目は後部乗り込みはほとんどの道路でスロープを設置して車椅子乗車ができますが、横から乗り込みは車両の左側に約3m以上のスペースがないと、スロープを設置して車椅子乗車ができません。二つ目は雨天乗車時の問題です。後部乗り込みは後部扉が屋根がわりになり、乗り込み時間が3分と短く、雨に濡れるリスクが少ないです。横から乗り込みは屋根代わりになる物がなく、10分近く雨に晒されることになります。
- 3つ目はスロープの傾斜度と誰が車椅子を押し上げるかの違いがあります。何の車両の床高は320mm程度です。
JPN TAXI(ジャパンタクシー)の傾斜度はスロープNo.1が10度(17.6%)、スロープNo.2が14度(24.9%)です。この勾配は「高齢ドライバーや女性ドライバー」にはかなりハードルが高いと考えます。一方、ニッサン セレナX DAA-GC27の傾斜度は11度(19.4%)で、昇降能力120kgの乗降アシスト装置(電動ウインチ)が搭載されております。その結果、運転手は走行の安全性を監視するだけです。両社の標準床高・スロープ長さが同じなのに角度が異なるのは、ニッサン セレナX DAA-GC27はニーリングで乗降時床高を80cm下げているためです。
スロープ傾斜を現状と限界について説明します。一番きついスロープの傾斜度は25%で、一部の介護タクシーに見られますが、大概車椅子にロープを引っ掛けて、巻き上げることによって上ります。二番目にきついスロープの傾斜度は12.5%で、身近なのは家庭の玄関に一時的に置くスロープですが、ただ人と車椅子合わせて100kg近い重さの方を押すことができません。8.4%勾配が介助者がいれば間違いなくクリアできるという意味で、バリアフリーの基準となっています。
以上、JPN TAXI(ジャパンタクシー)の乗降アシスト装置(電動ウインチ)が無いスロープの危険度は、運転手の腕力・介護力や天候によってはリスキーな設備・方法と言わざるをえません。
- 助手席・後部席が回転しない。管理人は助手席が回転する自家用車に乗っており、その便利さを体感して居ます。その機能がないのは寂しい限りです。